2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 減災・防災

①中学生が主体的に取り組む地域防災訓練

中学生が学年ごと防災倉庫内確認・仮設トイレ設置訓練・α米炊き出し訓練・救急救護訓練・AED使用訓練を生徒主体に保護者・地域住民の協力を得て活動した。また、今年度は雄勝町出身の東日本大震災で被災された語り部さんを招き、震災当時のリアルな状況をおはなししていただいた。津波の恐ろしさや家族を亡くしてしまったときの悲しみなどをより具体的に感じさせることができた。

②津波被災農家に弟子入り体験学習

 この体験学習は大震災の翌年の平成24年度から実施しており、本校生徒が、津波の塩害で稲作ができず、綿花栽培を行っている仙台市沿岸部の津波被災農家で、夏に綿花畑の除草作業、秋に綿花収穫の奉仕作業を行っている。また、その他にも、本校生徒が全員で仙台市の復興ソングの合唱を披露したり、農家の方々に質問に答えてもらう場を設けたりと被災農家との交流も行っている。今年度の参加生徒は1年生約93人で希望する保護者と家族も10名ほど参加している。

③各町内会夏まつり会場事前奉仕活動

 本校生徒が希望して4つの各町内会主催夏まつり直前の会場の奉仕活動に参加し、“地域に貢献する南吉成中生”をスローガンに掲げ、昨年度から実施した。今年度、のべ約80人の生徒が希望参加し、猛暑が続くなかで夏まつり会場でゴミの回収や準備活動のお手伝いなどの奉仕活動を行った。参加した生徒のまとまりある取組にすべての町内会から賞賛を得て、地域貢献活動として成功している。

来年度の活動計画

 今年度の活動を継続させることを基本とし、生徒がより主体的に様々な活動に取り組むことを目指す。被災農家弟子入り体験では、事前学習で綿花栽培についての知識を身に付けさせることで意欲的に活動できる生徒を増やしたい。また、奉仕活動については、アルカス活動との連携を強めることや部活動単位での参加の呼びかけを行うことでより多くの生徒に環境や防災に関する関心を高めていきたい。さらには、夏まつりに限定せずに地域清掃などの活動の幅も広げていきたい。