2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉

本校の教育目標は「あたたかい心の花をさかせ自分づくりをすすめる子」である。環境や平和、人権、福祉などの実践を通して、課題を解決しながら、持続可能な社会の形成者としてふさわしい資質や価値観を身に付けることができるよう取り組んでいる。

 具体的には①環境に関わる活動、②福祉に関わる活動、③郷土に関わる活動、④人権に関わる活動を行った。

①環境に関わる学習

5年生では、総合的な学習の時間に「環境」

をテーマにして五色ヶ原散策や森林教室などの学習活動に取り組んだ。そこで「なぜ森林は必要なのか。」「森林を守っていくためにはどうすればよいのか。」などについて学んだ。これらの学習を通して、飛騨の自然は私たちの生活と大きくつながっていることを実感することができた。

②福祉に関わる活動

4年生では車いす体験等の福祉学習、全校ではリサイクル活動(エコキャップ)、等を行ってきた。福祉に関わる体験活動を通して、積極的に人と関わり、思いやりの心を行動に移していくことの大切さを学んだ。

③郷土に関わる活動

3年生・6年生では、郷土の食文化や校区の自慢の観光施設について知る活動を積極的に進めている。郷土に対する愛情を高めるとともに、自分たちの調べたことを積極的に発信することによって、コミュニケーション能力も高めてきた。

④人権に関わる活動

本校は、自尊感情を高めるために、自分のよさや仲間のよさに目を向ける指導を大切にしている。特に、12月の人権週間に合わせ、仲間のよさを見つけ合う活動の内容を放送で紹介したり廊下に掲示したりした。また、異学年の集団で「人権に関わる話し合い」をし、《相手の立場や状況を考え、誰もが気持ちよく生活するために前向きな行動を取ることの大切さ》について考えた。

来年度の活動計画

今年度行ってきた活動に継続して取り組んでいく中で、自分の考えや思いを簡潔にまとめて他者に発信したり、他者の話を聞き自分の考えを再構築したりする「コミュニケーション能力」、グループの仲間と協力したり、励ましたりしながら活動する「他者と協力する態度」、目に見えない様々なものごととつながりがあることを理解し行動する「つながりを尊重する態度」、自分の言動に責任をもち主体的に活動に参加する「進んで参加する態度」など、ESDの観点から育てたい力を見直し、学年に応じた目標と学習や活動における具体的な手だてを考えていく。また、横断的な学習を進めることができるように、教育課程の見直しを進める。