2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育, 貧困, エコパーク

本校は、2009821日にユネスコスクールとして登録し、持続可能な開発のための教育(ESD)及び持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、目標4の質の高い教育をみんなにを基本軸とし、ESDSDGsとのリンクによるユネスコスクール活動を積極的に展開している。

(1)国際理解;三重大学・三重県・中華人民共和国駐名古屋総領事館等との連携による「日中平和友好条約締結40周年記念講演会」開催及び「みえグローカル学生大使」創設

2018630日に、鄭 偉中華人民共和国駐名古屋総領事と鈴木英敬三重県知事をゲストとして迎え、三重大学生、三重地区中国留学生学友会の留学生、三重県内のユネスコスクール学生との国際交流を行った。三重大学生による「日中国交正常化45周年記念日中友好青年宣言文」の実現のために、国籍を問わず、国際交流や国際貢献に活躍する若者を「みえグローカル学生大使」に委嘱する制度が自治体初として創設された。

(2)生物多様性;三重大学・トヨタ自動車(株)・三重県・松阪市等との連携による「トヨタ・ソーシャル・フェスin 松名瀬2018」開催及び「三重県初のラムサール条約登録を目指すアクア協議会」結成

2018527日と1027日に、伊勢湾最大の干潟である松名瀬干潟において、三重大学・トヨタ自動車(株)・三重県内のユネスコスクール・三重県・松阪市・地元企業・メデイア等の産官学民の連携による約1,000名の参加者を対象に干潟清掃と生物多様性学習を行った。また、三重県初のラムサール条約登録に向けた「アクア協議会」が結成された。

(3)
男女共同参画;三重大学・三重県・三重県内中小企業女性部会等との連携よる「みえ・花しょうぶサミット〜魅力溢れる三重県創り」開催

20181026日に、三重大学・三重県内のユネスコスクール・三重県・三重県内の中小企業の女性部会との連携による女性の活躍について学び、三重県の近未来像について考える講演会を開催し、石川雅恵UN Women 日本事務所長をゲストとして迎え、SDGsの目標5のジェンダー平等を実現しようの実現に向けた国際動向及び日本の現状について学んだ。また、参加者103名全員によるワールドカフェ形式の討論を行い、「三重県の男女共同参画に関するユース提案」をまとめ、三重県及び県内の29自治体へ政策提案を行った。

来年度の活動計画

本校の平成31年度の活動計画の特色は、ESDSDGsのリンクによるユネスコスクール活動の質的向上にある。また、三重県内のユネスコスクール(28校;チャレンジ期間中も含む)の支援及び大学間ネットワーク(ASPUnivNet)の発展に積極的に関わる。

(1)三重大学の活動計画

ESD8分野及びSDGs17の目標の達成に向けた、産官学民の連記による多様な活動の継続的展開を図る。三重大学のユネスコスクール活動の強みは、行政・企業・教育機関・NPO等との産官学民の連携による多様な活動の展開にある。さらなる発展のため、アジア・太平洋地域との国際連携・国際交流を積極的に行う。また、活動内容を内外へ発信することを重点的活動として位置付け、和文・英文によるHPの充実化を図る。

(2)三重県内のユネスコスクール活動の支援

三重県のユネスコスクールへの支援を積極的に行うための体制を強化する。

(3)ユネスコスクール大学間ネットワーク(ASPUnivNet)へ活動強化

平成30年度から運営委員長となっていることから、ASPUnivNetの活動へ積極的に関わる。