2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

○地域とともに伝統を守る活動

 本校では毎年地域の方々の協力を仰ぎながら古代米である「緑米」を育て稲を刈り、餅をつくという一連の活動を行っている。学年ごとに分担し、それぞれに地域の方々とつながることで”金沢に誇りをもちふるさとを愛する子”を育成することがねらいである。

○人権・平和に関わる活動

8月6日に行われた生徒会主催の平和集会では、石川県内に住む被災者の実体験を元にしたDVDを鑑賞した後、全校生徒が体育館で平和に対する自分の意見を発表する活動をしました。インタビューの中で「戦争は二度とあってはならないことだと改めて感じた。」「身の回りの人たちと生活する中で、どうやったら平和を目指していけるかを考えたい。」と率直に答えていました。これからも生徒が主体的に企画,運営を行い対話的な活動をしていくことで『自他ともに認め合い,互いに高めあう生徒』,『正しく判断し,責任を持って行動する生徒』を育成していきたいと考えています。

○環境や福祉に関わる活動

 年に2回早朝から各地域の指定されている集積所を生徒がチームを組んでまわり古新聞や古雑誌などの古紙を回収し中学校に持ち寄って分別しています。分別されたものは業者に引き渡しています。高齢者が多く入居する団地がある地域であり、重たいものを運ぶためには少しでも人手が必要です。それを普段部活動で鍛えている生徒達が収集することで地域との繋がりができ、生徒自身の自己有用感を高めることができる活動になっています。また、リサイクル作業に直接関わることで環境に対する意識を一層高めることができています。いまでは、地域では欠かすことのできない一助になっています。

○国際理解に関する活動

 本年度、国際交流に関わる活動は設定していませんでしたが、本校では修学旅行先を関東方面に設定しており、2020年東京オリンピックに向けて日本の伝統文化やスポーツ交流についての学習を進めています。オリンピック開催都市としての東京が、世界に誇れる日本の魅力をいかにして伝えているか、修学旅行の事前学習を通して学んでいます。インターネットや書籍を用いながら、積極的に学習に参加している姿が見られます。

来年度の活動計画

2020年度では、引き続き資源回収や緑米の田植えから餅つきまでを流れとした活動を通して、地域とのつながりを大切にしていきたい。また、活動をしていく中で、環境に対する意識や伝統を大切にする意識を高めるだけでなく、たくさんの方々と関わることで相手を思いやる気持ちを大切にするなどの人権意識も高めていきたい。