2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

・農業体験学習(年間)
 野菜作りを通して自然や命を育むことの大切さを体験した。また、食育を学ぶきっかけとした。

・合唱コンクール・ミニコンサート(10月17日、その前後の合唱指導)
 ミニコンサートでは、自然系映像音楽作家いがりまさし氏をお招きして、映像とともにリコーダーの演奏を楽しむ機会とした。
 また、小学校5・6年生を招いて合唱を披露し、自己肯定感を育む場ともしている。

・平和学習(8月22日)
 戦争経験者を講師に招き、実際の空襲の様子を、1年生に向けてお話しいただいた。平和の大切さを改めて学ぶことができた。

・百人一首大会(1月7日ら)
 日本の伝統文化である鳳笙や龍笛の演奏を聴き、伝統的な楽器や音楽にふれる機会とした。また、百人一首の練習を通して、美しい日本語や古典に親しむことができた。

・校区・保小中合同防災訓練(9月8日)
 海抜1mの海辺に位置する本校区で、校区と保育園、小学校、中学校が合同で防災訓練を行った。自宅から高台へ避難した後に登校し、実際に被災したときには、中学生が中心となって活動できるように、学年ごとに役割を分担した。3年生は、防災クイズ、エコノミークラス症候群対処法、消火器、バケツリレーなど、さまざまな体験ブースの企画運営をし、小学生や地域の参加者に合わせた説明をすることができた。2年生は、小学生を引率し、災害時に静かに行動することの大切さを知ることができた。自衛隊の協力をえて、カレーライスを炊き出しとして地域の方々を含め全員に配布して、避難時の食料の重要性を知ることができた。中学生がそれぞれのグループでチームリーダーとなることにより、大変大きな成果を得ることができた。

来年度の活動計画

来年度は内容を変更し、「平和学習」「前芝祭(文化祭と合唱コンクール・ミニコンサートを統合)」「百人一首大会」を実施し、「未来像を予測して計画を立てる力」「コミュニケーションを行う力」「つながりを尊重する態度」「他者と協力する態度」を育てていきたいと思う。
 また、本校のESD活動の中心となっている「校区・保小中合同防災訓練」を継続し、災害にあったときには、中学生が、校区や家庭の中心となって働き、少しでも被害をくいとめるとともに、より早い復興を目ざして活動できるようにしたい。