2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 平和

本校は,「大好き 前芝」をテーマに,ESDを「地域を学び,ふるさとを愛するこの育成」の場と捉え,問題解決学習の能力・自己の生き方・コミュニケーション能力を身に着けさせることを目標に取り組んでいる。具体的には,体験活動を柱に,①環境にかかわる学習,②防災にかかわる学習,③平和にかかわる学習を継続して実践している。
①環境に係わる学習3・4年生が干潟学習として,豊川河口にある六条潟の生き物調査を行った。みなと塾の皆さんの協力のもと,3年生は干潟の生き物調べを行った。4年生は,30㎝平方の木枠内の砂を掘り起こし採れるアサリの重さや数を調査した。今年度の集計したものを,昨年度以前ものと比較することで環境保全について考えた。5年生は,田植えや稲刈り,脱穀などの体験を通して,米ができるまでの大変さを実感した。
②防災に係わる学習
昨年度の6年生から聞いた校区の現状から,災害時に命を守るためにはどのような行動をとるべきかについて話し合いをした。前芝校区で起こりうる災害について追及し,学んだことをまとめて発表を行った。本年度は被災した際に,どのような避難方法があるのかについての学習を深めた。一次避難・二次避難では,まず自分の命を守るための行動が必要であることが確認できた。さらに,避難所設営体験を通して,自分たちでも段ボールを利用した間仕切りや簡易テントの設営,簡易トイレの設置と利用方法の説明はできるという思いをもつことができた。
③平和にかかわる学習(1月~3月実施予定)
校区の戦争との関わりについて調べ,まとめていく。戦争当時の様子を詳しく知るために
,当時の写真資料や映像資料などから,当時の社会の様子や人々の暮らしについて考えていく。自分たちの住む地域や国だけでなく,世界にも目を向けさせ,平和について改めて考える機会としたい。

来年度の活動計画

「大好き 前芝」をテーマに,引き続き環境・防災・平和に関する学習を進めていく。活動にあたっては、地域の方を講師に招いたり、実際に地域の方と共に体験活動を行ったりしていく。
3年生は六条潟での生き物調査、4年生アサリの調査を行い、地域の自然に触れ、自然の豊かさを体感しながら、環境保全の大切さについて考える。6年生は、防災や平和にかかわる学習に取り組んでいく。2021年度は,校区の地形の特徴から水平避難の必要性について考えさせていきたい。