所在地 | 〒194-0041 東京都町田市玉川学園4-14-7 |
---|---|
電話番号 | 042-725-8178 |
ホームページ | https://www11.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=1310169 |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 福祉
本校は、子どもたち全員が一人一人の健康・安全・人権を大切にし、『毎日、笑顔で「行ってきます」と言って家を出て、笑顔で「ただいま」と言って帰ることができる学校』を目指している。そこで、重点施策として、「主体的な学びの実現に向けた授業改善」「保護者、地域との連携強化」を実施している。「持続可能な社会の創り手」を育成するESDを意識した、主体的で協働的な活動を実践を行っていく。
実践例1・地域に根ざした「持続可能な社会の創り手」
第2学年では、児童が玉川学園の地域を探検し、そこでおすすめの場所・お店を発見し、一人一人が「このお店についてもっと知りたい」という意欲と課題をもって学習に臨んだ。各人がお店を訪問し、インタビューをして、お店の人の「誰かの役に立ちたい」という思いや工夫を知り、プレゼンテーションや新聞にまとめ、互いに紹介し合った。その活動を通じて、玉川学園の地域の良さについて学ぶことができた。
さらに第3学年では、キャリア教育の一環として地域のお店の協力をいただき、お店の仕事を実際に体験させてもらう活動を行った。そこでの体験をプレゼンテーションにまとめ、互いに情報を共有した。そうした活動から、より地域への愛着が深まり、「地域のために自分たちができること」を意識するようになった。
第6学年では、地域のために自分たちが実践できることを考え、地域の課題について考え、提案する活動を行っている。
実践例2・地域に根ざした「生物多様性・環境」への学び
第3学年は、学年の総合的な学習のテーマを「町田・玉川学園」とした。最初に行った地域探訪の中で、近隣の境川や真之山ふるさとの森を訪れ、地域に残された自然環境を見つけることができた。境川には、市の鳥でもあるカワセミやエビや魚などの多様な生物が生息していること、ふるさとの森にも普段気づかない多種多様な昆虫や鳥類が生息していることに気づいた。地域について各自が課題をもって学習に取り組む中で、地域の自然をテーマとして、町田の生き物や植物について調べ、まとめていく児童が多く見られた。
こうした下学年での体験を踏まえ、第6学年の地域課題を考える学習でもビオトープや環境に関わる課題を選択する姿が見られた。
実践例3・「減災・防災」についての実践的な学び
第4学年は、「防災」を年間のテーマとして総合的な学習の時間に取り組んでいる。まず、ニュースや体験から、地震・洪水・落雷などの様々な災害について興味関心をもち、一人一人が課題を見つけて調べ活動をして相互にプレゼンテーションした。そこからさらに、その対策として、自分たちができることや、家庭での必要な備えなど、自分事としての実践的な活動を考えて発表した。神奈川県総合防災センターを見学し、災害体験をすることで、より実感をもって活動できるようになった。
実践例4・「福祉」に関する実践的な学び
第4学年では、パラスポーツや障害者理解を高めるために体験的な活動を多く取り入れている。1月にはゴールボール、2月にはパラバドミントンの競技者を招いて、実際に競技を体験した。この体験で、子どもたちはパラスポーツ・アスリートへの畏敬の念を抱き、パラスポーツへの理解を深めることができた。また、3月には車椅子を実際に使用したり、手話を学ぶなどの体験活動を行う。
また、第6学年での地域課題を考える学習では、坂道の多い町田市の特性や下学年での体験を踏まえ、福祉の視点をもって課題を考える姿勢が見られた。
実践例5・「国際理解」に関する体験活動
第6学年では、東京都の「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」に参画し、留学生たちとの交流活動を行った。韓国 中国 モンゴル ロシア ベトナム オーストラリア ハンガリー ミャンマー タイ カナダ メキシコ マレーシア リトアニアなど様々な国の留学生と異文化交流を行い、日本との違いを知るなど、他者理解・共生社会につながる経験をすることができた。
来年度の活動計画
生活科や総合的な学習の時間を中心として、その他の教科との関連を図りながら、主体的、協働的な学びを実践していく。6年間の小学校生活を通して、学んだことを生かし、社会で実践していくことができる「持続可能な社会の担い手」を育成することを目指す。
第1学年 「きせつとなかよし」
第2学年 「まちが大すきたんけんたい」
第3学年 「わが町、町田・玉川学園」
第4学年 「玉川学園を守れ!町五キッズ防災レンジャー」
第5学年 「町五で考える、変える、伝える」
第6学年 「これからの時代を力強く生きるために」