2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 食育

平成13年に学校の森「くずまきの森」をつくり,それ以後,保護者,地域と協働し,森を生かしたESDの活動を展開してきた。「くず森カリキュラム」を作成し,くずまきアースプロジェクトとして保護者,地域を巻き込んだ。平成27年には「地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞した。これらの活動を全校で取り組んでいく中で,道徳教育や環境教育,国際理解教育,防災教育等として取り組んできた活動を,より一層推進することでSDGsの達成に貢献することを目指している。
具体的には,各学年に応じて課題やテーマを具体的に掲げ,SDGsの各目標にどのように貢献していくかを明確にしている。学年や委員会,グループや個人での取組(プロジェクト)がどのような意味や価値があるのかを検討し,身近にできる活動や世界に目を向けた活動を通して,地球規模の課題解決に貢献することを目指している。
4年生は,「減災・防災」をテーマに取り組んだ。地域の刈谷田川の豊かさ,自然の素晴らしさを学び,それを生かすことの大切さを学ぶ中で,川の怖さ,水害になるとどうなるのか等を考えることから「減災・防災」に迫った。防災スクールを開催して避難所生活の知恵や日常品を使った救急法について学んだ。また、防災新聞にしてまとめたり、分水サミットに参加して防災ついての考えを発表したりすることができた。
5年生は,「日本の食糧自給率を上げたい!」という大きな目標をもとに活動した。自分たちで稲を育てたり,収穫したりすることを通して、地産地消の重要性に気づくことができた。PR活動を行い、自分たちが考えたことや思いを発信している。
6年生は世界に目を向ける中で、開発途上国の現状に気づいた。多くの人々が安全な水を利用できないことや飢餓で苦しむ人々がたくさんいること・・・。「私たちに何ができるか?」を追求する中で子どもたちが出した答えが「広める」。募金や寄付、そしてテーブル・フォア・トゥの考え方など、身近な一歩をみんなが踏み出せるように活動しています。

来年度の活動計画

※2023(令和5)年度の活動計画を記入
ESDにかかわる各学年の重点目標を達成するために、子どもたちの活動をESDの観点から価値づけていかなければならい。そのために、学校をサポートしてくれている地域の方々やJICAやその関連機関の方々と協力体制を維持・向上していく。また、学校の森である「くずまきの森」を活用しながら,保護者,地域と協働し,森を生かしたESDの活動を展開していきたい。そのために、環境整備を呼びかけたり、アルパカなどの動物との触れ合う期間を設けたりする。そうすることで、今後の「くずまきの森」の可能性を地域の方々とともに広げていく。