2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は「呉から世界へ 世界から呉へ グローバル社会のリーダーにして,地域創生のために,課題を発見し,協働で答えを作り出すことのできる人材の育成」をミッションとしている。ESDをミッション達成のため生徒に身に付けさせる「21世紀型能力」の育成・実践の場と捉え,ESDの実践を通して「思考力」「実践力」「論理的・批判的思考力」「レジリエンス」「人間関係形成力」「メタ認知力」「グローバル社会参画力」を育成することを目標とした。主に総合的な学習の時間を柱に,①現代社会における,正解が一つに限定されない課題について,粘り強く他者と協働して取り組み,知識や技能を深化統合する探究的学習活動②自己を見つめ,社会の中の一員として自己の在り方生き方を考える学習活動③多様性を受容し,意見の異なる他者と合意形成を図る学習活動④教科学習との還流性を図ることによって,「悦ばしき知」を実感するとともに,さらなる学びや探究への意欲を喚起する学習活動,の4つを軸とした学習活動を各学年で展開した。

1学年では「主体的な自己 〜私の興味関心を知る〜」をテーマとし, QFTを冒頭に取り入れ,生徒の深い学びや,メタ認知力・グローバル社会参画力といった資質・能力を高めることをねらいとし,切り抜き新聞,読書会,ディベートに取り組んだ。

2学年では「自己の相対化 〜私を育んだ社会を知る〜」をテーマとし,社会探究プロジェクト学習や海外修学旅行キャリア研修に取り組んだ。防災,経済,教育,環境等を切り口に未来のコミュニティーの一員として伝統と発展の融合を考えながら課題発見・解決を探究した。

3学年では「自己実現 〜社会の一員として私はどう生きるか〜」をテーマとし,ディベート及び卒業論文の執筆に取り組んだ。社会における諸課題についてその背景や解決策を多様な視点から探究し,意見を構築する過程を通して,論理的・批判的思考力,判断力,グローバル参画力を養った。

来年度の活動計画

総合的な探究の時間を柱に①現代社会における,答が一つに限定されない課題について,粘り強く他者と協働して取り組み,知識や技能を深化統合する探究的学習活動②自己を見つめ,社会の中の一員として自己の在り方・生き方を考える学習活動③多様性を受容し,意見の異なる他者と合意形成を図る学習活動④教科学習との還流性を図ることによって,「悦ばしき知」を実感するとともに,さらなる学びや探究への意欲を喚起する学習活動を展開していく。