2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 気候変動, 国際理解, ジェンダー平等, 福祉, 貧困

活動分野:海洋, 気候変動、国際理解、ジェンダー平等、福祉、貧困

本校は、「進修実践」を学校理念として、ESDを自ら学び自ら考える態度を育成するものと捉え、ESDの実践を通して自主・自立の精神とコミュニケーションの力の育成を目標とした。

具体的には、ボランティア、地域の自然環境の保全、国際理解を柱に、①フードバンク・ボランティアに係わる活動、②櫛形山の環境調査に係わる教育、③米国を知る研修に係わる学習、④SDGsに係わる学習を当初計画していた。

① フードバンク・ボランティアに係わる活動

7月後半及び11月~1月の2期にわたりスクールフードドライブ活動を実施した。また夏季、冬季の休業中にフードバンク山梨が行っている食品の仕分け、箱詰め作業のボランティアに、夏季、冬季年2回参加した。子どもの貧困が地域の大きな社会問題となっている現状を知り、地域の子ども達の笑顔に繋がることを願って食料品の回収や仕分け、箱詰め作業に取り組んだ。

本校では、生徒全員が「ユネスコ協会ESDパスポート」を携帯し、地域の課題を解決するためのボランティア活動に参加することを促進し、大人とともに課題を主体的に捉え、解決のために自ら考え、行動する機会を提供している。

② 櫛形山の環境調査に係わる教育

「櫛形山の環境調査」・・・櫛形山の環境保全に役立てることを目標とし、トレッキングコース周辺の植生調査を行った。トレッキングコース沿いに設置した8つの調査区画の植物の数を計測し、過去のデータを含めて考察し、生徒の自然科学研究発表大会、南アルプスユネスコエコパーク活動報告会で発表する予定であったが、新型感染症の影響で、YouTubeによる配信を考えている。

③ 米国を知る研修に係わる学習

「米国研修2021」は新型感染症の影響で実施できなかった。

・Google Meetを使い、SDGsの各項目についての調べたことの発表、日本文化の発表等を行い、姉妹校生徒のプレゼンを聞き、学校で双方向の交流をする予定である。

・「効果的なプレゼンテーションの仕方」講義 日大理工学部准教授リチャード・キャラカー先生

・本校英語科教員とALT(米国)による昼休み英会話

④ SDGsに係わる学習

・第2学年
2年生の総合的な学習の時間において、「SDGsを踏まえた沖縄県に関する課題研究を行い,山梨県と比較した考察を交え成果を発表する」を目的とした課題研究を行っている。

初めにSDGsについて知るとともに,課題研究を行うことの重要性を学んだ。その後SDGs17の目標を分野として,それに当てはまる大まかなテーマを決めて調べ学習を行った。調べを進める中で疑問点や調査したいことを明確化させ,具体的な研究テーマを決めた。

修学旅行において、その研究テーマに対する調査を行い,現在その結果をポスターにまとめている最中である。1月の下旬に校内でポスター発表会を行う予定である。

・第1学年
1 目 的
2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な世界を実現するための17のゴール)の基本概念を学び、その考え方、取り組み方を参考にし、地域社会での課題を自ら発見し、設定する。その課題解決に向けて、主体的、対話的な活動を行う。さらに、各自「18番目のゴール」を設定し、高い先見力の構築を目指す。

2 実 施
9月16日(水) 2時間 課題研究① 2030SDGsカードゲーム       進修館
1・2校時:3組、3・4校時:1・2組、5・6校時:4・5組
9月23日(水) 課題研究② SDGs 講演 (1年5組より)    各クラス(Teams)
SDGsと18番目のゴールに向けての講演
10月28日(水)(教室) 課題研究③ 課題探求と設定          グループ
11月 4日(水)(教室) 課題研究④ 課題設定と課題解決研究     グループ
11月18日(水)(教室) 課題研究⑤ 発表準備              グループ
11月25日(水)(教室) 課題研究⑥ クラス発表             各クラス
12月 9日(水)(教室)課題研究⑦ クラス代表発表          各クラス(Teams)

3 講師(課題研究①②)
講 師  田中 実(みのる)先生 (増穂商業高校非常勤講師)
2030SDGs 公認ファシリテーター  SDGs de 地方創生 公認ファシリテーター
ABD公認ファシリテーター  ひふみコーチ for school 認定ファシリテーター
内 容
第1学年時  2030SDGsカードゲーム            クラス 連続2時間
SDGsと18番目のゴールに向けての講演        学年 1時間

来年度の活動計画

・来年度の活動計画

今年度と同様に、ボランティア、地域の自然環境の保全、国際理解を柱に、①フードバンク・ボランティアに係わる活動、②櫛形山の環境調査に係わる教育、③米国を知る研修に係わる学習、④SDGsに係わる学習を行う予定である。