2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 福祉

本校は,「地域の自然や人とのかかわりを通して,よりよいかかわり方について主体的に追究,解決,表現を行いながら,自らの生き方を見つめることができるようにする」をESDの活動テーマとして設定し活動に取り組んでいる。
具体的には,生活科や総合的な学習の時間,学校行事を中心に,各学年で①ふるさと(環境)に係わる活動,②福祉に係わる活動,③防災に係わる活動の3分野の実践に取り組んだ。
① ふるさと(環境)に係わる活動1(「海に親しむつどい」全校児童 学校行事)
今年度は,小泉幼稚園の園児も一緒に,この夏再オープンした小泉海水浴場で,海開きを前に全校で取り組んだ。浜では,砂浜の清掃を通して,海洋プラスチックごみの量について関心を持つことができた。活動場所の安全確認を行った後,「サメ」「クラゲ」「カメ」などを砂で作りあげた。活動を通して小泉の海の豊かさや海で遊ぶ楽しさを感じさせることができた。

② ふるさと(環境)に係わる活動2(「地域の環境を調べよう」4年生 総合的な学習の時間)
宮城教育大学の溝田准教授や宮城県気仙沼土木事務所などと連携して,小泉地区に生息する絶滅危惧種「ヒメシロチョウ」の保護に取り組んだ。ヒメシロチョウの卵や幼虫の飼育観察,食草であるツルフジバカマの栽培などに取り組んだ。卵や幼虫の観察を4年生が中心となって全学年に呼び掛けることで,全校での取組へと広がり,地域の自然への理解を深め,自然保全活動に取り組むことができた。

③ 福祉に係わる活動(「ボランティア活動をしよう」6年生 総合的な学習の時間)
9月に,地域にある介護老人福祉施設を訪問した。当日は,歌やリコーダーの演奏を披露したり,一緒に折り紙を作ったりして交流を深めることで,高齢者と共に生きることの大切さを実感することができた。
④ 防災に関わる活動(「地域の防災マップを作ろう」4年生 総合的な学習の時間 )
住んでいる地区ごとにグループを作り,家の周りの危険個所と避難場所を調べた。地震や津波からの避難という観点だけではなく,大雨や台風,雷などの災害時に危険な場所も考えさせた。

来年度の活動計画

活動計画は下表の通りである。

ふるさと

福祉

防災

低学年

・学校探検をしよう

・サケのひみつをしろう

・幼稚園児や地域の方と交流しよう

・自分の身の守り方を知ろう

 (各種の避難訓練を通して)

中学年

・田んぼの周りの生き物を調べよう

・川の魚を調べよう

・お年寄りと交流しよう

・地域の福祉施設の方々と交流しよう

・人に優しい学校を考えよう

・学校の防災マップを作ろう

・地域の防災マップを作ろう

高学年

・小泉の恵みを調べよう

・小泉の魅力を調べよう

・小泉の魅力を発信しよう