2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権

本校は、「地球的視野 を持った生徒の育成」を学校経営計画に掲げ、具体的には「ユネスコクール等の 活動を核とした国際教育の推進」を行っている。校内組織としては、国際交流・ユネスコスクールの委員会を設置し、ESDの実践を通しての育成を目標としている。

具体的には、東北支援生徒派遣事業、模擬国連活動、ワンワールドフェスティバルを柱に、①防災・減災に係わる活動、②ユネスコ・国連会議に係る活動、③人権・国際交流・多文化共生に係わる教育を行った。

①  防災・減災に係わる活動

2012年度より7月に宮城県のNPOでの活動派遣、およびユネスコスクールである気仙沼高等学校との交流を継続して行っている。活動としては、産業復興・地域振興のために、養殖業の復興支援活動および、震災後海で遊ぶことができなくなった子供たちに、海で遊びそして地域の中心産業である農業体験を行っているNPO法人での支援活動を行った。事前には、阪神淡路大震災の遺構を巡り、毎日新聞社の協力を得て震災取材を行った記者から講義を受けた。また、文化祭や全校集会にて、防災・減災の重要性を報告した。3月には気仙沼高校野球部を大阪に招待し交流する事業を継続して実施している。

②   人権・国連会議に係わる教育

人権研修においては、今年度修学旅行先である台湾を舞台として、国際結婚にかかわる映画を鑑賞した。事前・事後の研修においては、台湾の文化だけでなく、国際結婚に関わって多文化共生の課題等を調べる報告した。国連活動としては2016年度より、関西模擬国連会議に参加、全日本模擬国連会議に出場し、国連での会議のありかた、課題等について学んでいる。

③  人権・国際交流・多文化共生に係わる学習

姉妹校であるアメリカ・ミネソタ州のサウスウエスト高校およびオーストラリアのクリスチャンカレッジ高校との短期留学交流を実施し、本校の生徒派遣だけでなく、相手校の生徒の受け入れを行っている。また、修学旅行先の台湾の南山高校への訪問と生徒受け入れを行い、国際交流と多文化共生に関わる学習を実践している。また、人権研修において、今年度は台湾の映画で国際結婚をテーマにした映画観賞とそれに伴う事前・事後研修を行った。なお、2年に一度、国際ジャーナリストを招いて、紛争地や貧困地と日本を含む先進国の関係性と課題について講演会を実施している。

来年度の活動計画

2月:ワンワールド・フェスティバル 大阪ユネスコ連絡協議会・高校生報告会

3月:ネパール・スタディ・ツアー(主催団体:LeCiel) 

57月:東北訪問・支援活動/9月文化祭にて被災地報告・減災に関するポスター展示

6月:人権研修・講演会(国際ジャーナリスト)

7月:箕面ユネスコ協会出前授業 生徒派遣

911月:関西高校模擬国連会議参加・全日本模擬国連大会参加

12月:ESDリーダー研修/ワン・ワールド・フェスティバル・フォーユース運営・参加