2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は「自ら学び、創造する意欲をもった、心豊かでたくましい生徒の育成」を教育理念として、ESDの実践を通して問題の解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む力の育成を目標とした。生徒の実態、学校の実態、地域の実態を把握し、持続可能な開発のための教育(SDGs)の視点も踏まえながら系統的且つ計画的な実践の中から次のことをねらいとし、本校の教育目標に迫る。
① 本校の地域の特色を生かした横断的・総合的な学習や、生徒の興味・関心に基づく学習などを通して、自ら課題を見つけ、自ら学び、考え、判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる。
② 学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする。
③ 各教科、道徳及び特別活動で身につけた知識や技能等を相互に関連付け、学習や生活において生かし、それらが総合的に働くようにする。また、卒業までに表現力を身に付けさせるとともに、創造性を育む理論的な思考力、課題追究力を育成する。
④  「生きる」ことを学び、自己の生き方について考えを深める。
⑤ 郷土を理解し愛すると共に、異文化交流をとおして、より広い視野に立って郷土をとらえられるようにする。

【1年生】『歴史都市「金沢」の伝統文化」
金沢の文化や歴史、伝統産業の中から班ごとにテーマを設定し、フィールドワークを通して各自のテーマについて調査活動を行った。実施後は、調べ学習の成果を壁新聞にまとめ、ワークショップ形式で交流を行った。
【2年生】『創造都市「金沢」』
1年時の学習を踏まえて、金沢に来たことがない東京の修学旅行生におすすめプランを提案する活動を行った。実施後は自主プランの成果を班ごとにまとめ、プレゼンテーションを行った。来年度の修学旅行での班別自主プランを見据え、長野県の見学地調べを行った。また、長野オリンピック・パラリンピックについて調べ学習を行った。
【3年生】『世界都市「金沢」』
「ショコラの街」としての金沢の魅力に注目し、それを発信するためのCMを作成した。

来年度の活動計画

来年度は、次のことを目標に、従来の活動を組み合わせ、より充実した活動にしていきたいと考えている。
【1年生】
金沢の歴史と伝統や職業を知る学習などを通して、学び方を学び、学習や体験活動に積極的に関わり、学び方やものの考え方を身に付けることができる。
【2年生】
金沢のものづくりと景観や調べ学習などを通して、生きることを学び、課題を見つけ主体的・創造的に取り組むことができる。
【3年生】
世界の「交流拠点都市」金沢と表現力活動、進路選択などを通して、課題に対する自己の考え方を身に付け、自己の生き方、社会のあり方を考えることができる。

生徒にとって身近であり、本市の大きな特色である「伝統文化」や自らが「生きる」ことを主な学習内容として、各分野の専門家からの指導や、個別・協同の探究活動を通して、これからの社会を生き抜く力としての情報収集力、課題解決力、表現力等を兼ね備えた持続可能な社会の担い手となる人材の育成を目指している。