2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 世界遺産・地域の文化財等

本校は「自ら学び、創造する意欲をもった、心豊かでたくましい生徒の育成」を教育理念として、ESDの実践を通して問題の解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む力の育成を目標とした。

今年度は、新型コロナウィルス感染予防の観点から、様々な活動が制限されていたが、その中でも、地域の魅力を再発見、発信することをテーマとして活動を行ってきた。

【1年生】「郷土金沢の伝統文化」
 地域の伝統や文化の継承を目指した取組として、フィールドワークを通して各自の課題の調査をし、郷土金沢を理解する学習を行った。観光都市金沢、金沢の伝統工芸、金沢の歴史、金沢の食文化、金沢の文豪、金沢の祭りなど班ごとにテーマを決め、その後調査結果をまとめ、壁新聞として発表した。

【2年生】「東京の中学生に金沢の魅力を発信しよう」
 昨年度学習したことを生かして、今度は金沢に来たことがない中学生に金沢の魅力を伝えるために、観光するときのおすすめプランを作成し、オンラインで交流会を実施した。実際に来年度には、金沢で交流会を実施する予定である。

【3年生】「現代の世界」
 様々な社会問題をテーマとして、新聞記事の切り抜きを活用してポスターセッションを行った。

来年度の活動計画

令和3年度の活動計画

来年度は、今年度のコロナ過での活動と、従来の活動を組み合わせ、より充実した活動にしていきたいと考えている。

生徒にとって身近であり、本市の大きな特色である「伝統文化」や自らが「生きる」ことを主な学習内容として、各分野の専門家からの指導や、個別・協同の探究活動を通して、これからの社会を生き抜く力としての情報収集力、課題解決力、表現力等を兼ね備えた持続可能な社会の担い手となる人材の育成を目指している。

ユネスコスクールとしては、金沢ふるさと学習として「郷土金沢の伝統文化」(1年)「伝統文化」(2年)「金沢と京都・東京目黒区の伝統文化」「現代の社会」(3年)「表現活動」(全学年)を学習テーマとしている。

新しく、オリンピック・パラリンピック教育として、3年の修学旅行で関連施設を訪問することや、ポスターセッションの活動・交流などを通して、オリンピック・パラリンピックについての新たな発見をまとめる予定である。