2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, その他の関連分野

 本校は,「未来の亀崎を支えよう ~地域を愛し,地域を支える生徒を目指して~」を活動テーマとして,ESDを地域に伝わる文化や伝統,地域に携わる人々の思いから地域の魅力と課題を見出す活動と捉えた。そして,ESDの実践を通して,地域を愛し,将来にわたって地域を支える生徒を育成することを目標としてESDの活動に取り組んでいる。
① 亀崎・有脇の誇れるものを追究しよう(実施学年:1年)
 地域の歴史,文化,自然,およびそれらを活用した地域の様々な取組について,クラスごとにテーマを設定した。そして,地域の文化財,地域団体の拠点を訪問して調査活動を行った。調査結果は紙面での発表や学級での企画発表といった形で,学校祭の場で他学年の生徒や保護者などに向けて発表した。また,地域の方にも活動を伝えるために,調査結果をまとめたレポートを地区の公民館などに展示した。
② 亀崎思いやり応援隊ジュニア(通称:KOOジュニア)(実施学年:全学年)
 平成24年5月に発足した,地域のボランティアグループ「亀崎思いやり応援隊(通称:KOO)」は,高齢者などからの依頼を受け,個人宅や公共施設などを訪問して地域の方々を支援している団体である。この団体の活動に,本校の生徒も参加させていただくというのがKOOジュニアという活動である。今年度発足し,60人を超える生徒が入隊,月に2~3回程度地域で活動を行っている。

③ 文化財絵画制作学習(実施学年:全学年)
 亀崎潮干祭に参加して感じたことをテーマに絵画を制作し,地域の歴史や文化に
関する興味や関心を高めた。そして,制作した絵画を絵画写真コンテストに応募することで,地域や潮干祭を盛り上げることに貢献した。

④ 地域環境保全活動(実施学年:全学年)
 潮干祭の前に,地域全体の清掃や環境整備作業を行った。自分たちも地域とともに潮干祭をつくり上げているという気持ちを育むとともに,改めて潮干祭や自分たちの町のことを見つめる良い機会となった。

来年度の活動計画

 今年度も,活動の成果を学校祭以外の場でも発信することができた。今後は,公民館でのパネル展示を継続するとともに,潮干祭の時期に合わせて地域の他の施設にも展示させていただき,潮干祭に来た地域外の方々に向けても本校の取組を発信していく。また,本年度発足したKOOジュニアの活動を次年度も継続していくことで,まずはこの活動をしっかり定着させていく。そして,地域の方々との交流を通して,地域への愛着や,自分たちも地域を支えているという気持ちを育んでいきたい。