2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は,「未来の亀崎を支えよう ~地域を愛し,地域を支える生徒を目指して~」を活動テーマとして,ESDを地域に伝わる文化や伝統,地域に携わる人々の思いから地域の魅力と課題を見出す活動と捉えた。そして,ESDの実践を通して,地域を愛し,将来にわたって地域を支える生徒を育成することを目標としてESDの活動に取り組んでいる。

① 亀崎・有脇のよさを追求しよう(実施学年:1年)
本校は、亀崎小学校と有脇小学校の2校から進学する中規模校である。毎年、1年生の総合的な学習の時間に、両地域のよさを追求する活動を行っている。今年度は、「潮干祭」や「亀崎の食文化」など5つのテーマに分かれて各クラスで学習を進めた。1学期は、地域のゲストティーチャーを招いた事前学習に始まり、フィールドワークによって、自分たちの目で地域のよさを見に行く活動を行った。2学期には、学校祭の中で活動の中間報告をしたり、2回目のフィールドワークに出かけたりした。3学期は、ゲストティーチャーの方々に学習の成果を発表する会を開催する予定である。この活動を通して、生徒は地域のよさや伝統の大切さを再確認することができたと考えられる。

② 亀崎思いやり応援隊ジュニア(通称:KOOジュニア)(実施学年:全学年)
平成24年5月に発足した,地域のボランティアグループ「亀崎思いやり応援隊(通称:KOO)」は,高齢者などからの依頼を受け,個人宅や公共施設などを訪問して地域の方々を支援している団体である。この団体の活動に,本校の生徒も参加させていただくというのがKOOジュニアという活動である。今年度は,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から活動を自粛する期間もあったが,多くの生徒がボランティア活動を通して、地域を愛する心を

③ 先輩の話を聞く会(実施学年:全学年)
亀崎中学校出身の方で,国内外を問わず活躍している方を講師として招聘し,夢の実現のために大切なこと,後輩に期待する思いなどを話していただいた。本年度は,新型コロナウイルス感染症対策のためZOOMを利用してリモートで実施した。

今年度も,新型コロナウイルス感染症の流行に伴い,さまざまな活動が制限され,予定していた活動の多くができなくなってしまった。しかし,その中でも感染症対策を十分に考慮したり,コロナ禍でも取り組める内容に変更したりして,可能な限り実施し,その成果を学校祭やそれ以外の場で発信することができた。また,KOOジュニアの活動も継続し,活動を定着させることができた。

来年度の活動計画

来年度は,社会の状況を十分に見定めながら,可能な限り地域の方々と交流ができる時間や場を設定することで,生徒により多くの経験を積ませ,それらを通して,地域への愛着や,自分たちも地域を支えているという気持ちを育んでいきたい。特に、来年度は潮干祭りが開催される予定らしいので、世界に誇れる地域の祭りを通して、「未来の亀崎を支える」生徒の育成を進めていく。
・総合的な学習での地域学習(1年生)
・美術科での潮干祭りの絵画作成(全学年)
・KOO Jr.の活動(全学年)
・先輩の話を聞く会(全学年)