2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校では、「グローバルな視点と高いコミュニケーション能力を持つ生徒の育成」をテーマとして、教職員および生徒が国際理解を深め、国際社会で生きる上で必要な国際感覚を養うと同時に、日本人として自覚を持ちながら世界の人々と共に生きる社会を築くために何ができるかを考え行動することを目標としている。ユネスコ活動について学び、異文化理解を深める中で、様々な世界的課題に目を向け、それらの解決に向けて積極的に行動できる生徒を育成したいと考えている。
具体的には、①書き損じはがきや古切手、古本の回収活動 ②SDGsの要素を取り入れたカリキュラム・マネジメントを行った。
①書き損じはがきや古切手、古本の回収活動
生徒会組織内の「国際福祉活動部」が中心となって活動の目的や意義を呼びかけ、積極的に回収活動を行った。また、海岸清掃で回収したプラスチックゴミを使ったアート作品の発表や収集したアルミ缶を換金した募金活動を行う等の活動にも取り組んだ。
②SDGsの要素を取り入れたカリキュラム・マネジメントの実施
ESDの視点に基づく教育活動を実践するために、各教科等の教育内容をESDの観点で横断的にまとめたESDカレンダーとSDGsの17の目標と各教科等とのつながりを示すSDGs実践計画表を作成した。さらに、STEP(Save The Earth Projects)と名付けた探求学習を創設し、総合的な学習の時間の新しい領域として位置づけた。学年の枠を越えた縦割りのグループで、生徒がそれぞれグループごとにSDGsの17の目標の中から課題を選び、三重県の施設や大学等を訪問して「調べる」→「まとめる」→「伝え合う」学習活動に取り組んでいる。

 その他の活動として、地域のことを英語で発信する「ワンペーパーコンテスト」への参加や大学の附属学校である環境を活用して、大学の留学生との交流を図っている。

来年度の活動計画

 2020年度においては、研究部が中心となって研究のサブテーマを「SDGsを核に資質・能力が伸びる取り組みを目指して」と設定した。気候変動、環境、エネルギー、持続可能な生産と消費、福祉、減災・防災、平和などを学習の題材について、SDGsを核とした各教科、総合的な学習における取組や生徒会組織内の活動部会の取組を進めていく中で、生徒が持続可能な社会をつくるために必要な資質・能力を育む教育活動の実現を図る。