2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, その他の関連分野

本校は、「よりよい未来を創っていくために、学び考え行動する子」をテーマとして、ESDを学びの視点と捉え、ESDの実践を通して課題を見つけ、追究する力、よりよく表現する力、学びを生活に生かす力、かかわり合う力の育成を目標とし、学級ごとに活動計画を作成し、追究していった。
① まちづくりに係わる活動(2年生)
「自分たちの住むまちのすてきなところはどんなところだろう?」という疑問をもち、まち探検を行った。その中で生まれた子どもたちの思いを生かし、お店や施設を訪問した。発見や驚き、すてきなところを見付け、友達や家の人に紹介したり、探検で学んだ知識を生かそうとしたりする姿が見られた。体験の中で多くのことを学ぶことができた。
② 環境に係わる学習(4年生)
猛暑の中、新型コロナウィルス感染症予防のため、窓を開けて換気をしながら熱中症予防をしなくてはならず、教室環境に関する困りごと(暑い、まぶしい、風が通らないなど)を解消するため、株式会社LIXILの協力を受け、外付け日よけ(スタイルシェード)を使った検証実験を行った。このプロジェクトが「全国の小学生のためになれば」という願いをもち、シェード設置前後の教室の温度とWBGTを測定するなどしてシェードの効果を測ったほか、エアコンを使いながら教室内の温度差を少なくし熱中症予防をする窓の開閉方法についても検証した。この取組により、本校は、熱中症予防声掛けプロジェクト事務局が実施する「ひと涼みアワード2020」における官民連携部門で「コロナ禍における三位一体(学校・企業・行政)の取り組み」が最優秀賞及び全国№1のトップランナー賞を受賞した。

来年度の活動計画

来年度のESDの実践として以下の追究の道筋を立てている。
本校のESDのテーマ「よりよい未来を創っていくために、学び考え行動する子」

※必要に応じて、昨年度までの「学年の大テーマ」を参考に、学級のテーマを設定する。 昨年度までの学年の大テーマ(例)
1年生・・身近な自然や地域(生活科・学校・家庭)
2年生・・地域の様子と生活(生活科・学校・地域)
3年生・・地域の人々の暮らし(地域・自然・食育・伝統文化)
4年生・・自然と環境(環境・自然・地域・文化・安全)
5年生・・様々な人との交流(生命・交流・福祉・食育・地域)
6年生・・自己の生き方(キャリア教育・国際理解・伝統文化・地域貢献)
特別支援学級・・・自立と交流(生活単元・自然・交流・地域)

学級のテーマ

個、グループのテーマ
この流れにより、学校体制としてESDの活動実践に取り組んでいく。