2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 健康, 食育

活動分野:生物多様性, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 防災, 世界遺産や地域遺産等, 健康, 食育

本校は、「自ら気付き、考え、行動できる児童の育成」をESDの活動テーマとして掲げています。地域の自然や人、社会や歴史とのつながりを体験し、知ることを通して、地域の現状や課題に気付き、地域の未来の姿を考えながら、地域のために自分ができることを考え、実行しようとする力を養うことを目標としています。
また、本校は創立147年を迎えた地域の学校として、地域の皆様の愛情とご協力をたくさんいただき、「地域協働の学校」を目指しています。さらに、都心近くに位置しながら、今なお里山の風景を残す地区と開発が進行中の地区が混在する地域として、地域を教材としたESDを推進しています。
具体的には、①地域のよさを調べる学習 ②地域の産業を体験する学習 ③地域の課題・未来を考える学習 を行っています。
①地域のよさを考える学習
1年生「二小たんけんたい」・2年生「坂浜のキラリをみつけたよ」で町の様子や自然、文化財など、「地域のよさ」をたくさん発見しました。4年生「上谷戸親水公園応援隊」では、地域の人々が自然を残そうと努力した思いについて学びました。5年生「田んぼ調査隊」では、田んぼの生き物の多様性を実感しました。
②地域の産業を体験する活動
全校児童124名の本校では、地域の田んぼをお借りして、全校で稲作体験学習を行っています。学年ごとに稲作作業を分担し、6年間ですべての作業を体験できるように計画しています。12月に、例年、収穫したもち米で餅をつき、稲作指導者の皆様と「収穫祭」を行っていますが今年度はコロナ禍と言うことで、飲食できない状況にあったため、収穫したもち米を児童全員に分け、各家庭で感謝の気持ちを込めていただくことにしました。
③地域の課題・未来を考える学習
5年間で地域のよさや特徴を学んできた6年生は、「坂浜未来プロジェクト」に取り組みました。東京農工大との連携授業により、自然の意義・地域の活性化など、多角的な視点から地域の課題について考え、未来を描いていきました

来年度の活動計画

学習指導要領の目指す児童の資質・能力の育成を実現するカリキュラムへと、現行のカリキュラムを継続・発展させる方向で、改善していきたいと思います。
具体的には、昨年度までの実践をもとに、SEGsの視点を生かして「ESD全体計画」「各学年の指導計画(ESDカレンダー)」を見直すとともに、指導内容・方法についても改善していきます。来年度も「自らら気付き、考え、行動できる子の育成」をテーマに、生き生きと学習に取り組む児童の姿を学校ホームページなどを通して、広く発信していきます。