2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 健康

本校の課程である「総合学科」の特長(幅広い科目選択)を生かし、1年生の「産業社会と人間」、2年生の「総合学習」およびユネスコの理念に関係する授業などを通し、ユネスコスクールが掲げている21世紀の学習4本柱(◆知ることを学ぶ、◆試すことを学ぶ、◆人間として生きることを学ぶ、◆共に生きることを学ぶ)の育成を目標とした。

具体的には「知ることを学ぶ」を中心に①人権講演会、②台湾(国立台東女子高級中学)との交流、③海外研修、④留学生の受け入れ等、の活動をした。

①人権講演会
1年生の産業社会と人間の授業の中で、本校の近隣の地域を知るという観点から生田武志氏の講演会を毎年開催している。あいりん地域の状況を詳しく知ることができた。
②台湾(国立台東女子高級中学)との交流
4月下旬、姉妹校である国立台東女子高級中学が本校を訪れ、生徒と交流をした。交流にあたって、自治会部員およびユネスコ部、有志やクラブ員等で事前学習を行い、歓迎会等を開催した。お互い、学校の説明をしたあと、グループに分かれて校内見学、クラブ見学(参加)と異文化交流を経験できた。
5月下旬にも國立恒春高級工商職業学校(台湾)との交流を本校で行った。上記同様、歓迎会等やクラブ体験を通じ、交流を深めた。
③海外研修
12月に姉妹校である台湾研修を4日間行った。10月から希望者を募集し、選考会や志を確認。選ばれたメンバーで現地へ。提携している学校を訪れ、シャドイングやホームスティを通じ、台湾の文化や英語でのディスカッションに浸り、経験をした。

④留学生の受け入れ
毎年ではないが、留学生を数名受け入れている。留学生ははじめ、日本語学校に通っているため、いっしょに授業へ参加することはない。その中で、生徒が関わり教え、教えられ、相乗効果があった(コミュニケーション能力)。授業参加になっていくと、分からない日本語を教えたりなどの経験に繋がる。World Studiesの授業では、自国の文化を説明し、本校生徒は「文化とは何なのか」ということに気付けるきっかけになっている。

来年度の活動計画

今年度も同様、授業の中および総合学科の特長を生かし、特に1年生の「産業社会と人間」、2年生の「総合学習」を軸にし、ユネスコスクールが掲げている21世紀の学習4本柱(◆知ることを学ぶ、◆試すことを学ぶ、◆人間として生きることを学ぶ、◆共に生きることを学ぶ)の育成を目標とする。
今回も「知ること学ぶこと」に強化をしたい。海外研修・留学生の受け入れ、ユネスコの理念に近い経験を生徒にさせることで、積極的に学ばせ21世紀に活躍できる人材を育成していくことを目指していきたい。