2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校は総合学科高校として、地域の特色を学校教育にも反映させ、「グローバルな視点で変革を起こす力を育成するとともに、これからの社会をリードすることができる社会的包容力を身につけた人材の輩出」を目標としている。今年度はユネスコスクール・SDGsの推進を掲げ、「ジブンゴト」としてアクションを起こす力を育成するために学校全体で取り組んでいる。学校と地域の連携・協働の充実をめざし、総合学科ならではの「産業社会と人間」や「総合的な探究の時間」を通して、SDGsやキャリア教育をテーマにアプローチを行い、これから社会で必要とされている『課題発見力』『課題解決力』『創造力』『協働力』を養えるよう取り組んでいる。具体的には、①持続可能な社会をめざした取り組み ②人権後援会 ③オンラインにて国際会議 ④イタリアの高校生との交流などの活動を行った。

 

①持続可能な社会をめざした取り組み

2年「総合的な探究の時間」において『浪速区の課題についてSDGsの視点から解決できるアイデアを考えよう』と題して地元の企業や機関と連携を行い、SDGsをテーマにグループごとに地域課題の解決案等を提案したり、実践したりする学習に取り組みました。おもな連携先は、「南海電鉄」「木津市場」「釜ヶ崎支援機構」「子ども食堂チェリー」など約30団体でした。

②人権講演会

1年「産業社会と人間」の授業の中で、本校の近隣地域を知るという観点から生田武志氏の講演会を毎年開催しています。これにより、貧困の問題の現状とその背景にある社会問題について詳しく知ることができました。

③オンラインにて国際会議

インド、インドネシア、フィリピンなどアジアの数か国と、日本の総勢140名ほどの高校生が「SDGs全ての人々が健康で豊かに生きる、持続可能な社会づくり」というテーマの大阪府教育庁主催の国際会議に参加しました。

④イタリアの高校生との交流

本校で特別非常勤講師として、イタリア語文化研究の授業を担当していただいている先生の紹介により、イタリアの高校生とSDGsをテーマにオンライン会議を実施しています。

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来年度の活動計画

1年次「産業社会と人間」2年次「総合的な探究の時間」において、地域課題とSDGsの探究を通じて社会とのつながりを考え、社会にあるさまざまな課題について考察を深めていく。その中で、身近な課題を発見し、課題解決策を見出すことがSDGsの達成にも大きく貢献できることを理解し、自分たちに何ができるのかアクションを実行できるような取り組みにしていく。

具体的には、①浪速区及び地元企業との連携を通してSDGsへの取り組み ②「ホームレス問題」をテーマに人権講演の実施 ③各教科におけるSDGsの視点からの教材の開発 ④海外交流(オンラインにて)