2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 持続可能な生産と消費

本校では、価値ある生き方を問う総合学習の一環として、地域の豊かな自然環境や産業、人との関わりといった、これから数十年の自分の生き方を支える土台づくりを培う取り組みを行っている。「環境教育」「地域社会」「食育」をテーマに、ESDの実践を通して、郷土を愛し、誇りに思い、感謝する心、地域社会に貢献する豊かな人間性を育むことを目ざしたいと考えた。そこで、地域を見つめ直し、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育(ESD)を推進し、地域に愛着や誇りをもてる子の育成をテーマに掲げ、実践に取り組んだ。

農業体験では、学校農園で季節の野菜を育ててきた。農家の方、PTAの方、老人会の方などの協力・支援を受け、子どもたちは栽培の楽しさや苦労を知るとともに、収穫の喜びを感じることができた。また、これらの活動を支えてくださった方々への感謝や尊敬の念を抱いた。

これらの活動をESDの活動推進に結び付けていくために、生活科・総合的な学習の時間を中心に教育課程を見直し、これまで以上に自然や産業、人々の関わりを意識的に教育活動に組み込んだ。そうすることで、「ふるさと細谷」を愛する心が育まれ、地域の環境にも目が向き、「大好きだよ、みどりいっぱいの細谷」と胸を張って言える子が育っていくと考えた。

そのため、本校では本年度、次の2つの活動を柱として学習を行った。

    1. ふるさと細谷の自然を活かした食農教育活動
    2. 細谷の地域・学校を花いっぱいにする活動

来年度の活動計画

主体的、対話的で深い学びの実現に向けてカリキュラムを改善する。1~3年は生活課や社会科と絡めて野菜作りを継続し、高学年は縦割り活動や行事、または地域との関わりがもてる活動を意識して取り入れていく。その際には、子どもたちの「やってみたい」「学びたい」という思いに沿った活動となるよう、題材の出会いや単元構想を工夫していく。

具体的には、

    1. ふるさと細谷の環境や命を見つめる活動(細谷命の日、海岸活動)
    2. ふるさと細谷の自然を活かした食農教育活動(夏・冬野菜・米の栽培)
    3. 細谷の地域・学校を花いっぱいにする活動(パンジー・ビオラの花づくり)

の3つの活動を継続し、内容の更なる充実を図る。