2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, ジェンダー平等, 福祉

活動分野:環境,世界遺産・地域の文化財等,福祉

本校は「健康・自主・創造」の校訓のもと、「たくましく 自分の力で つくりだす子」を目指す子供像として教育活動を進めている。

持続可能な社会の担い手を育成することも目標に、地域との関わりを重視し、地域を愛し、誇りに思う心の育成に努めている。

具体的な活動としては、生活科・総合的な学習の時間、クラブ活動で、次の3点についての学習活動に取り組んだ。

① 地域の伝統文化を理解し、継承する活動

2つのクラブ「郷土芸能クラブ」と「チャラボコクラブ」の活動がそれにあたる。郷土芸能クラブは、地域の伝わる御殿万歳を練習し、

チャラボコクラブは、学区の祭礼でも行われるチャラボコ太鼓の演奏を練習している。講師として地域の方を招聘し、本校の伝統文化と

して継続して指導にあたっていただいている。新型「コロナウイルスの影響で、今年度は活動の多くが中止となってしまったが、毎年参

加している地域のイベント行事での芸能披露は行うことができた。来年度も活動に影響があるかもしれないが、できる限り地域の施設の

訪問や、イベントへの参加を行い、伝統の継承を継続するとともに、地域への貢献を積極的に行っていきたい。

② 環境保全や福祉に関する活動

毎年6月に学区内に流れる北斗川の河川美化活動を行っている。「北斗川クリーンアップ作戦」と呼ばれるこの活動は、地域の方との関

わりあう年中行事の一つである。毎年、多くの児童や保護者が参加するのだが、今年度は新型コロナウイルスの影響で中止になった。

また、4年生と6年生の総合的な学習の時間では、ごみ処理の問題や地球温暖化などの環境問題について学習を進めた。ごみ処理の問題は

地域のごみ収集場に出かけて見学をするなど、コロナ禍ではあるが、できる限り実体験を取り入れた学習を行った。

これらの学習を通して、自分たちができる環境保全対策について考え、環境を守ろうとする気持ちを高めることができた。

③ 地域の方とともに学習を深める活動

1年生と2年生の生活科において「昔遊び体験」と「町探検」を行った。1年生は、学区の老人クラブの方を招いて、昔の遊びを教えて

いただき、楽しみながら学習を進めた。2年生は、学区内の施設や店などを訪問し、見学や質問を通して地域の方との交流を深めた。

以上のような活動を行ってきたが、今年度は3月にLGBTについて全学年で取り組むよう計画している。まず教師が研修をし、それぞれの

発達段階に応じた学習を行うことになっている。

 

 

来年度の活動計画

今年度新型コロナウイルスの影響で活動に制限があったが、令和3年度も継続して活動を行っていく予定である。ただし、今年度と同様

な制限がかかる可能性があるので、活動に工夫が必要かもしれない。できることなら例年通りの活動ができ、充実した学習の積み重ねがで

きることに期待している。そのために先を見通して計画を立てていきたい。

子供たちが主体的、協働的に活動し、地域との関わりを深めたり、自分を取り巻く環境等の諸問題に積極的に取り組んだりして、次の世

代の担い手として必要な力を育成できるよう努めていきたい。