2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

福祉

① 福祉教育に係わる教育
持続可能な社会を考える上で、社会福祉の必要性を感じてさせるため、車いす・高齢者体験をした。車椅子や高齢者の動きが体験できる器具を借り、実際に体験活動した。生徒は「少しの段差があったり、荷物を置いていたりしていると、車いすの人が通りにくいことを知った。自分も普段の生活で気をつけたい。」「車いすを押してみて、意外と注意が必要なことが分かった。また、実際に乗ってみると坂道だと少しの角度でも前のめりになって恐いことが分かった。後ろ向きに下がるようにするような気遣いをしたい。」「高齢者の方の視野は以外と狭く、また、俊敏に動くことが難しいことを知った。街中で困っていたら声をかけたいと思う。」など、実際の生活を体験することで、新たな気付きもあったようである。
しかし、新型コロナウイルス感染症での制限もあり、コロナ前は呼ぶことができていた車いすを実際に利用されている方の講演を今年度も実施するっことができなかった。実際に話を聞き、質問などをすることで、より福祉について学ぶことができると考える。

② 高齢者とのふれあい体験について
コロナ前は、高齢者を学校に招いてゲームをしたり高齢者の話を聞いたりするなどのふれあい体験をしていたが、現在まで招くことはできていない。しかし、その当時から続いている、高齢者に向けての手紙の送付については今年度も行うことができた。実際に会えず、顔が見えない相手に手紙を書くことに困難さを感じているものの、高齢者の置かれている状況を想起して、思いやりのある手紙を書き、届けることができた。生徒からも「この手紙で、高齢者の方を元気にすることができるならば、とてもうれしい。」とのやりがいを感じさせる感想もあった。しかし、実際に触れ合うことができる状況には及ばないので、感染状況次第であるが、再開できるならば再開させたい。

来年度の活動計画

①の「車いす体験・高齢者体験」に関しては、器具・装具を借りて体験させる活動は来年度も続けていく。講演については、感染症対策による制限の懸念もあるが、もし可能ならば実施したい。
また、②の「高齢者とのふれあい体験」に関しては、感染症への制限と合わせながら続けていきたい。高齢者交流に関しては「異年代との交流」ということで、実際に顔を合わせることで「異なる文化を知る」「今までの伝統の継承」といった良さがある。来年度の状況を見て、できることを行っていきたい。