2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉, 健康

当校は「生き生きとした学校生活を送ることができる生徒の育成」を学校理念としている。本校が考える生き生きとした学校生活とは「分かった」「できた」「楽しい」を味わうことを通して育まれるものであると考える。   
その中で、ESDを人との関わりを通して人格の発展を目指すものと捉え、ESDの実践を通して、仲間とふれ合い、自主的・実践的な力の育成を目標とした。

具体的には、交流活動を柱に①環境教育に関わる活動、②福祉教育に関わる活動、③異世代交流に関わる活動を行った。

①の環境教育に関わる活動では、学区近辺にある藤前干潟の学習と見学を行った。振り返りと専門的に学習を進めることにより、地域環境の理解が進んだ。
 ②の福祉教育に関わる活動では、車椅子で生活している人の話を聞くとともに、車椅子体験を行った。本活動を通して、車椅子で生活をしている人の苦労を知るとともに、どのようにすれば手助けすることができるか考えられるようになった。
 ③の異世代交流に関しては、「宝中交流隊」を組織して、地域の高齢者の方と交流を深めた。特に高齢者の方を招いて行った「宝中交流会」では、多くの高齢者の方が参加し、本校の生徒とゲームをしたりインタビューし合ったりと交流を深めることができた。

これらの活動では、有志の生徒のみが参加するだけでなく、全校生徒が関われるような活動とすることで、意欲的な生徒だけが活躍できるようにならないように工夫した。
 また、10月にはユネスコスクール交流会に参加して参加校と意見交換をすることができた。

来年度の活動計画

これまでの計画を踏まえながら、一人一人が「分かった」「できた」「楽しい」を味わうことができる活動を目指していく。
 これまで培ってきた①環境教育に関わる活動と、②福祉教育に関わる活動と、③異世代交流に関わる活動を成熟させた活動を目指す。その際には、全校生徒の考えが有志の生徒に反映されるようにし、多くの生徒が本活動に参加した達成感を味わわせられるようにする。また、学校だよりやホームページなどで保護者や地域に活動の様子を発信することで、より広い方々に活動の成果を知らせられることができるようにする。
 また、今年度、昨年度に引き続き機会があればユネスコスクールの交流活動にも参加できるようにしたい。