2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉

当校は「生き生きとした学校生活を送ることができる生徒の育成」を学校理念としている。本校が考える生き生きとした学校生活とは「分かった」「できた」「楽しい」を味わうことを通して育まれるものであると考える。
その中で、ESDを人との関わりを通して人格の発展を目指すものと捉え、ESDの実践を通して、仲間とふれ合い、自主的・実践的な力の育成を目標とした。
例年では、交流活動を柱に①環境教育に関わる活動、②福祉教育に関わる活動、③異世代交流に関わる活動を行っている。
しかし、本年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、十分な活動ができなかった。
①については、活動ができなかった。
②の福祉教育に関わる活動では、例年では車椅子で生活している人の話を聞くとともに、車椅子体験を行うところであるが、車いす体験をするだけにとどまった。それでも、本活動を通して、車椅子で生活をすることの大変さについて感じ取り、見かけた際には進んで手助けしようとする意欲を高めることができた。
③の異世代交流に関しては、「宝中交流隊」を組織して、地域の高齢者の方と交流を深めた。例年では特に高齢者の方を招いて行う「宝中交流会」で、多くの高齢者の方が参加してもらうところであるが、開催できなかった。それでも、地域の方に手髪を送る活動を行うことはでき、コロナ禍の中での関わり方について考え、高齢者を元気づけようとすることができた。

来年度の活動計画

来年度は「自信 一人ひとりが輝く学校づくり」をテーマに、自他の良さや考えに「気づき」、「認め合う」活動を行っていくつもりである。コロナ禍が未だ続いており、感染症への対策が必要な多く十分な活動ができないままでいる。そんな中で、対面しなくても行える交流活動、福祉活動について考えていきたい。