2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

本校では,地域とともに生きる力育みプロジェクトを学校理念として,ESDを地域の課題について知るだけでなく,自分たちができることは何かと捉え,ESDの実践を通してつながりを尊重する態度や多面的総合的に考える力を育て,よりよい社会作りに向けて行動することができる力の育成を目標とした。

具体的には,(1)地域の歴史や文化を体験することで,地域の伝統・文化の良さを感じ,次世代に伝えていこうとする態度を養う。(2)地域の公共施設等で働かれている方から話を聞くなどしてユニバーサルデザインの視点で地域の実態を知り,すべての人が幸せに生活できる地域および社会を築くために必要なことを考えて,相手の思いを意識して行動しようとする態度を養う。(3)地域の企業等について調べたり働かれている方々から話を聞いたりする。企業と住んでいる地域だけでなく,企業と世界の様々な地域とのかかわり方について考え,多様な価値観を認め尊重することができるようにする。を柱に,①「地域の歴史・文化体験プロジェクト」②「地域の公共施設体験プロジェクト」③「地域から世界へ発信プロジェクト」に係わる学習を行った。

①  「地域の歴史・文化体験プロジェクト」

○「見つめよう!私たちの地域」(6月実施)(6年)

地域の歴史についてグループで探求し,自分の意見を交えながら,マップにまとめ発表した。

○「米作りを体験しよう」(6月・10月実施)(5年)

田植えから稲刈りまでの米作りを体験し,農家の人の苦労や願いを知ると共に,日本の食糧生産の問題について考え,自分の意見を交えながら新聞にまとめた。

 

②   「地域の公共施設体験プロジェクト」

○「まちたんけんをしよう」(5月実施)(2年)

地域観察を行った地区や通学路で,地域の施設等や危険箇所を探し,地域のマップを作成した。作成したマップをもとに,同じ学年の児童に地域にあるお店や危険箇所について紹介した。

○「とびだせ平島たんけんたい」(12月実施)(3年)

地域の施設の中から小規模多機能ケアホステル等を訪問し,働いている方に地域の公共施設としての取り組みや思いなどについてインタビューしたり,お年寄りの方々に合奏をみせ一緒に活動したり,クリスマスカードを作成して渡した。調べたことを新聞にまとめた。

○「心のバリアフリー」(11月実施)(4年)

ユニバーサルデザインの視点から,地域の道路・学校等を調査し,良いところや課題を見つけた。また,視覚障がい体験等を通してユニバーサルデザインの視点をもち,身の回りの問題に対する改善案や今自分ができることなどを新聞にまとめた。

③  「地域から世界へ発信プロジェクト」

○「世界に誇る made in japan」(12月実施)(5年)

地域の企業等で働かれている方々から,地域の清掃や祭りなど,企業の地域に向けた活動について話をきいた。商品の原料調達や販売を通じた世界の様々な地域との係わりについて聞き,持続可能な社会に向けた企業のあり方について考え,疑問に思ったことを質問したり調べたりした。パソコンを使ってスライドや資料を発表した。

○「一人暮らしのお年寄りに手紙を書こう」(1月実施予定)(全学年)

一人暮らしをしているお年寄りに手紙を書く活動を通して,地域にいる人々とつながる

体験を広げ,人を思いやる優しい気持ちを培う一助とした。(安心カプセルと一緒に届ける予定です。)

来年度の活動計画

令和2年度の活動予定。

【1年】「おとしよりとこうりゅうしよう」(1月)

【2年】「まちをたんけんしよう」(10月)

【3年】「とびだせ平島たんけんたい」(11月)

【4年】「心のバリアフリー」(11月)

【5年】「世界に誇る made in japan」(11月)

農業体験活動(6月・11月)

【6年】「見つめよう!私たちの地域」(6月)

【全校】「一人暮らしのお年寄りに手紙を書こう」(1月)