2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク, その他の関連分野

令和2年度、ESDの視点から「①地域理解プロジェクト」と「②地域貢献プロジェクト」を実施することにより、地域の持続可能性への理解を深め、国内外の諸課題との関連性も意識しつつ、持続可能な社会の担い手として必要な知識や以下の能力・態度の育成をねらいとし、地域の課題解決に継続して取り組んだ。

a.批判的に考える力 b.未来像を予測して計画を立てる力 c.多面的・総合的に考える力 d.コミュニケーションを行う力 e.他者と協力する態度 f.つながりを尊重する態度 g.自ら進んで参加する態度

2つのプロジェクトを通して学んだことや考えたことを「はがき新聞」や学校ホームページ等で発信し、他者との連携・協力を深める。

①地域理解プロジェクトに係わる学習

9月に3年生が姫島村内のジオサイトを見学したり地域の人へのインタビュー活動をしたりして姫島の良さを再確認し、大分県・姫島村ジオパークフォトコンテストへの応募や学校HPで発信する活動を行った。2月には1年生が「OITAふるさと学習交流会」で姫島ジオパークについて学んだことやふるさとの魅力について県内中学生と交流する場が設定されている。ほか、主として以下の事項をねらいとした学習活動を行った。

ア、ジオサイトの特徴を学習し、地質的な重要性とそれに基づく産業や人々の暮らしなどを理解する。(c)

イ、「はがき新聞」や学校HPを活用し、得た情報を他者によりよく伝える方法を考える。(d)

②地域貢献プロジェクトに係わる学習

本年度は地域の方を講師に招き、地域に古くから伝わる「姫島小唄」に関する講話を聴くとともに、踊りを練習し、幼小中連合体育大会で地域の方と一緒に踊ることにより、主として以下の事項をねらいとした学習活動を行った。

ア、地域の方から、踊りの歴史や未来への展望を聞き、自分たちが果たす役割について意見交換する。(b・e)

イ、地域の方の指導で伝統踊りを習得し、伝統文化を伝え、保存することの大切さを学ぶ。(e・f)

また、7月に海岸清掃活動に参加し、環境保全の取り組みを行った。

※新型コロナウィルス感染防止のため、予定していたが実施できなかった活動

・県内、県外ジオパークとの交流、見学

・国選択無形民俗文化財「姫島盆踊り」継承活動 等

 

来年度の活動計画

  • ESDの視点や他教科との関連をさらに意識した「ふるさと科」の学習の推進
  • ESDカレンダーの活用
  • 他地域のユネスコスクールや団体との協働・交流等の検討と取組の推進
  • 「ふるさと科」の指導内容や指導方法をさらに見直し、小中の発達段階に応じたカリキュラムの作成