2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 人権, 福祉

◎生徒会活動
「虹の架け橋プロジェクト」

オンライン交流の様子
本校を含む市内7中学校の生徒会が協力して、いじめの未然防止のために自分たちができることを考え、実行した。

コロナ禍の中、リモート会議形式で各校の代表生徒がいじめ撲滅に向けての様々なテーマについて意見を交流したり、上級生が下級生の学級に出向き、出前授業形式で「西中学校でいじめがなくなるために自分たちができること」について考え、代表の生徒はファシリテーターとしての役割を担い、活動を盛り上げることができた。
「私たちには 自分らしく生きる 自由がある」という今年度の人権・いじめ撲滅に向けての目標を掲げ、諸活動に尽力することができた。

彦根市7中学校共通テーマ「認めよう みんなの個性 つなげよう 笑顔のピース」

上級生による学級での意見交流の様子

◎高齢者への訪問活動

地域への訪問の様子
生徒会活動の一環として、地域に住む独居老人宅(約300戸)に生徒がクリスマスカードやハッピーニューイヤーカードを贈るため訪問する活動を毎年行っている。
今年度、新型コロナ感染症が広がることを懸念し、活動の有無を検討する必要があった。様々な意見があったが、この取組を楽しみにしている独居老人や地域の民生委員さんの願いもあり、十分な配慮のもと実施することとなった。
具体的には、年末までに全校生徒が活動時間を設定し、高齢者へ向けてクリスマスカードやハッピーニューイヤーカードを作成した。その後有志が独居老人宅を訪問してカードを手渡しながら交流をもつことができた。
カード作成の様子
手作りのそれらのカードは、ひとつひとつ気持ちを込めて作られている。また、一人当たりではわずかな時間ではあるが、中学生とのおしゃべりの時間をとても喜んでくださることに、やりがいを感じることができる取組となっている。

その後届いたお礼の品やお手紙(生徒昇降口に展示しています)
活動のお礼(手紙・品)

◎医療従事者への応援メッセージ

コロナウイルスと戦う医療従事者の方々への感謝と気持ちと、自分たちはコロナ差別を絶対にしないし許さないという決意を伝えるために、全校で「感謝メッセージボード」と「メッセージビデオ」を作成した。同市内の病院での贈呈式では、「感染を防ぐための正しい判断や行動が、間接的に誰かを救うことになると信じている」と、本校生徒が「今からできること」に取り組んでいく決意を伝えた。

病院でのメッセージ贈呈式の様子とメッセージ動画のキャプチャ画像

◎ミシガン州アナーバー市との交流活動

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大で、今年度は彦根市と姉妹都市であるミシガン州アナーバー市との直接交流活動が中止となってしまった。そこで、姉妹都市や姉妹校のこと、同年代の学校生活のことなどについて紹介するパネルの展示を行った。

知ろう 話そう アナーバーのこと

◎ベルマーク回収運動

生徒会広報委員が中心となって、ベルマーク回収運動を続けている。
「すべての子どもに等しく、豊かな環境の中で教育を受けさせたい」という願いのもと、PTAなどのボランティアで生み出された資金(ベルマーク預金)で、学校の設備や教材をそろえ、さらに国の内外でハンディを背負いながら学んでいる子どもたちに、援助の手を差し伸べるという取組で、ベルマーク回収から始まる、誰でもできるボランティア活動として実施している。

ベルマーク回収ボックスの様子

来年度の活動計画

・上記の活動を継続し行いたい。さらに、コロナ禍での制限された活動の中で、生徒会が中心となり地域や社会で活躍できる中学生となれるように活動の幅を広げていきたいと考えている。