2018年度活動報告
本年度の活動内容
国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校は、「世界につながる 未来へつなぐ 拓心プロジェクト」をテーマとして、ESDを学校教育における総合的な学習の中核に据え、様々な実践を通して、教育目標である「智慧と精神を磨き 技と力を鍛え 絆を結ぶ 」生徒の育成を目標に取り組みを行ってきた。
具体的には、持続可能な社会を担う人づくりと一人ひとりの人権を大切にする集団づくりを柱に、①現代社会の問題を解決する資質や能力を育成すること、②問題解決や探究活動に主体的に取り組む態度を育成すること、③他校との交流を推進すること、④互いの違いや良さを認め合い、いじめや差別を許さない人権教育を推進することを目指して取り組みを進めてきた。
① 現代社会の問題を解決する資質や能力を育成する取り組み
生徒総会において今年度のユネスコスクールの活動計画を発表し、生徒会活動の一環として、ポリオワクチン購入のためのペットボトルキャップの回収活動と、企業の力を借りて難民キャンプに子ども服を送る活動を学区内の公民館や校園等の協力を得ながら取り組みを行った。
② 問題解決や探究活動に主体的に取り組む態度を育成する取り組み
1年生では、ふるさと探究活動において、グループ別に職場訪問を行い、地元彦根の良さや課題と職業についての聞き取り調査を行った。このことを次年度2年生での職場体験学習に活かし、主体的な取り組みとなるようつなげている。また、昨年度より生徒会本部においてユニセフ募金活動を行っている。市の人権教育研究大会会場や地元の夏祭、大型量販店前で主体的に行えた。
③ 他校との交流を推進する取り組み
沖縄県北谷中学校との交流を行った。4月の修学旅行では、北谷中学校の生徒会役員が本校の宿泊先を訪れ、お互いに自作プレゼントの交換を行った。その後も、生徒会役員間で、スカイプの交流を行っている。
④ いじめや差別を許さない取り組み
「中央中人権宣言」を受け「学級人権宣言」を話合いによって決定し、生徒総会において交流を図った。また代議員会で、友だちの良いところを見つけて紹介・掲示する取り組みを行ったほか、市内7中学校の生徒会で作る「虹のかけ橋プロジェクト」として、自作動画を使用した学習を行った。
来年度の活動計画
①総合的な学習の時間や生徒会活動などの教育活動を通して、世界に目を向けて課題を発見し、解決方法を思考し、未来へつなげられるよう具体的な行動力を身につける。
*ユニセフ 街頭募金・校内募金活動
*ユニクロ 「服のチカラ」プロジェクト
②他校との交流活動を推進する。
*沖縄県北谷中学校との交流(修学旅行・スカイプ・共同製作)
③地域交流活動を推進する
*地域活動への積極的なボランティア参画
*地域支援ボランティアとの共同活動(地元原産の野菜栽培による交流)