2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 健康, 食育

本校は教育目標として次の3つを掲げている。

  • ◎「かんがえる子」正しく判断し、柔軟に思考する子/創造性に富み、主体的に考え工夫できる子
  • 「なかよくする子」自他の個性を認め、ともに伸ばしあえる子/差別や偏見をせず、誰とでも協力できる子/相手の立場になって考える子
  • 「じょうぶな子」心身の安定と向上を自ら図れる子/進んで行動し、自ら表現できる子

この目標を達成するため、学校運営協議会や地域社会と連携を強化し、地域の豊かな自然、文化遺産、施設や人材等を活用した地域独自の体験活動を生かした授業づくりや、近隣中学校との連携事業をすすめ、地域とともに学ぶ教育活動を推進している。

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野に関しては、『②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル』にあたるものとして生活科や総合的な学習の時間において、さまざまな体験活動を採り入れてきた。

学校周辺の自然の教材化、ヤマメの飼育や放流、北浅川ます釣場や夕やけ小やけふれあいの里等の地域施設の活用など、地域の特色を生かした体験活動を充実させ、地域で学ぶ自分や自己の生き方について考えていく学習を行った。

【地域のゲストティーチャーを講師に招いた例】

6月 自然教室 八王子の自然に詳しい講師に草花遊びを教わる。教員や児童もコーナーを担当し、班ごとに楽しみながら学習した。

6月 開校記念日集会 古い写真を見ながら本校卒業生の方に昔の地域や学校の様子や思い出を聞く。

9月 川での学習(1・2年生)市の環境部の協力を得て、本校の前を流れる醍醐川の水生生物調べを行う。

2月 わら細工(5年生) 稲作体験で出る収穫後の藁を活用し、市内の講師から指導を受けた。

【裏山の竹の活用】

土地所有者の許可を得て、たけのこ掘りや竹細工のほか、11月に実施した展覧会でスター☆ドームを作った。

来年度の活動計画

本校は、来年150周年を迎える歴史と伝統のある学校である。児童は、季節に応じた恩方地区の豊かな自然環境、自然の生き物や植物に触れた学習を日々行っている。

・全校児童でヤマメのふ化・稚魚の育成、放流。恩方漁業組合と共同で活動を実施し、命のつながりを学ぶ。

・恩方地区の自然を生かした体験を通して、自然の恵みを知る。(低学年:ブルーベリー摘み・たけのこ掘り・川での学習)

・恩方地区の歴史と伝統を職人から直接学び、先人の知恵と誇りを知る。(6年生:炭焼き体験/5年生:林業体験)

・児童会活動等で、児童が互いの誕生を祝い、命の大切さを実感する。

・地域の方の昔話を聞き、恩方地区が昔から受け継いできた歴史と文化を理解する。

・5年生は、稲作の学習を通して、地域の施設の協力を得て育てたり、収穫した米を食べたり、わらを使ったわら細工を作ったりして余すところなく稲を利用する学習を行う。