2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 持続可能な生産と消費

学校教育目標を「ふくよかで,たくましく,なんでもチャレンジ」とする本校では,ESDを“暮らす”,“食べる”,“生きる”の観点から捉え取り組んでいる。子どもたちは,自分の住む町の自然や産業,その中で培われた文化や人とのつながりについて学んでいく。これは郷土愛あふれた持続可能な社会づくりの担い手を育むための資質や能力の基礎的な部分を育てる教育であると位置づけている。

 具体的には,“暮らす”に係る活動①「防災デー!」と“食べる”,“生きる”に係る活動②「荒田池ネイチャーランドであそぼう!」を行った。

①  防災デー! 

地域コミュニティのみなさんと保護者・全校児童が一緒に防災訓練を実施している。大規模な災害が起きた時に小学生(高学年)が,地域の一員として,周りの人のために自分ができることを考え,実行したり,手助けしたりできるようにさまざまな体験活動を行っている。内容は,防災に関する講座,消防署の講座,炊き出しなど多岐にわたっている。また,その際に引き取り訓練や地区懇談会も合わせて行い,保護者や児童の防災意識や交通安全の意識の向上を図っている。

②  荒田池ネイチャーランドであそぼう!

2014年3月にスタートした荒田池親子自然教室は,地域のボランティアさんに支えられながら,親子一緒に畑で作物を育て,収穫して味わい,池や果樹園で遊び,アヒルやヤギと触れ合い,自然に親しむ教室として行われている。また,クラブ活動には荒田池クラブがある。育てた野菜を味わったり,荒田池の自然を楽しんだりして,子どもたちが自然に親しみながら環境保護の大切さに目を向ける機会となっている。

来年度の活動計画

2020年度も,引き続き,「防災デー」「荒田池ネイチャーランドであそぼう!」を行っていく。
 「防災デー」については,6月6日(土)に,行う予定である。本年度の反省を生かして,子どもたちの防災に対する意識をより高めるために,日常の授業との関連を強め,学活や総合的な学習も時間と関連付けて行っていく。

 「荒田池ネイチャーランドであそぼう!」の荒田池親子自然教室は,現在中心となっている地域のボランティアさんに加え,さまざまな活動を企画してくれる方の数を増やしながら,新たな体験活動を行っていく予定である。クラブ活動は今までと同様に,野菜を育てたり,自然の中で遊んだりしながら活動していく予定である。