2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性

本校は,ふるさとの歴史や文化,防災について追究する取り組みをESD活動としてとらえている。「ぼくたち わたしたちのふるさと 二川」をテーマとして今日的課題を自分の課題とし把握し,地域とのつながりを深めながら解決にむけて自ら動き出せる子どもの育成を目標とした。
 具体的には,地域の行事への積極的な参加や防災にかかわる人たちとの交流を中心として,①二川宿本陣まつりの学習②防災の学習を行った。
 ①二川宿本陣まつりの学習
 旧東海道の宿場があった本学区では,大名行列を再現した「二川宿本陣まつり」が11月に実施され,本校6年の児童が子ども奴(やっこ)隊・手踊り隊として参加する。
 大名行列へ参加に先立ち,本年度は地域の方を講師として招き,踊りやまつりのことを学んだ。まつりを支える方たちの情熱にふれ,自分たちが参加するまつりを盛り上げていこうという意欲が生まれ,自分たちでちらしを作って全校児童に配付したり,ポスターを作って校内や市民館,駅の掲示板に貼ったりしてまつりを盛り上げた。
 まとめとして書いた「本陣まつり新聞」には,まつりの様子だけでなく,地域の方たちへの感謝の言葉も添えられ,地域に根付く伝統行事の大切さをつくづく感じることができた。
 ②防災の学習
 災害に関する出前講座を受け,災害の怖さを知るとともに,自分の命は自分で守るためにどうすればよいかを考えるきっかけとなった。自分を守るための備え(自助)を学習するうちに,みんなの命も守るための備え(共助)に考えが及んだ。自分たちにできることは何かを考え,行動・実践することを目標に活動を進めていった。
 今後も地域のの防災担当者と話し合いを進め,地域と一体となった「防災」を進め、「いのち」を自分たちで守る活動を推進していきたい。

来年度の活動計画

令和2年度も今年度行った活動は継続して行っていく。
 
 「二川宿本陣まつり」は11月1日実施予定である。来年度は「お囃子」隊として参加するので,事前に演技の練習を行い,「地域とともに創りあげる学校行事」を目指していく。
 「防災」については,「総合的な学習の時間」にもきちんと位置付け,教育課程にのっとった学習としてさらに進めていきたい。