2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境

 

本校は,「ふるさと福山久松台を誇りに思う子」を学校理念として,ESDの実践を通して①自己効力感 ②思考力 ③他者とつながる力 の育成を目標とした。

①3~6年生 総合的な学習の時間

総合的な学習の時間で,3~6年生の異学年集団で学習を行った。SDGsの17の目標の中から,関心のあるテーマを一つ選び,テーマごとに教室を分け探究活動を行った。持続可能な社会づくりに関する課題を見つけ,課題解決に向けて積極的に働きかけ,思考・判断・表現することを通して,持続可能な社会づくりの担い手として生活をよりよくしていこうとする態度を養うことを目的とした。まず,自分の関心のあるテーマについて情報を集め,そこでの気付きから,個々に課題を設定した。課題について,「自分にできることは何か」という視点で話し合い,個々に調べ学習を行った。その後,自分たちにできることを実行したり,発信したりした。学習のまとめでは,すべてのテーマを超えて全体交流会を行い,意見を交換し合った。

 

②5年生 家庭科

家庭科の学習で,環境に配慮し,物を永く大切に活用したり,無駄なく使い切ったり,使い終わった物を再利用したりしようとする態度を養うことを目的として,「物を大切にすること」について話し合った。子ども達は,自分達の物の使い方,買い方,整理整頓の仕方に問題意識をもち,意見を出し合った。話し合いを通して,不要になった物もリサイクルしたり,修理したりする方法があること,買う前に情報を収集したり,買う以外の方法を検討したりすること,整理整頓が無駄な物を買わないことにつながることなどに気付いた。話し合いの後,自分ができそうなことを家庭で実行し,成果や課題を出し合った。

来年度の活動計画

今年度の総合的な学習の時間におけるSDGsの学習を継続する。テーマの設定の仕方や,学習の進め方について改善を行う。校外の関連施設等とも積極的に交流を行う。また2学期以降は,SDGsの学習を足掛かりに,各学年で,防災や福祉,環境などについて探究する活動を行う。

また,コロナの影響で,今年度国際交流を行うことができなかったので,来年度は可能な範囲で国際交流を行えるよう計画する。