2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和

本校は、「心豊かで、自ら学び、夢と希望を持ってたくましく生きる」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して「自ら問い自ら考える力の育成」を目標としている。

6年生が、台湾の嘉義市文雅小学校(Wen Ya Elementary School,Chia yi City)とオンライン交流を行った。互いに学校、地域、国について紹介したり、質問しあったりしながら、互いの文化について学びあった。ウクライナと平和への願いを込めて、両校で一緒に「Heal the World(マイケル・ジャクソン)」を歌った。今後も、定期的に交流を深めていく。

7年生(中学1年生)が、カナダのリッチモンド市にある姉妹校のバーネット校(Burnett Secondary School)とオンライン交流を行った。近年、隔年でカナダと和歌山で相互訪問をしている。コロナ禍により互いに訪問が困難なため、オンラインでの交流を継続的に実施している。バーネット校からは、カナダの街の紹介ビデオ、学校紹介ビデオ、クイズなど、本校からは、和歌山市の紹介、学校紹介などを発信する予定。

台湾やカナダの学校との交流を通じて、互いの文化について学びながら理解を深め、互いの文化を尊重し、異なる文化を持った人びとと共に生きていこうという心を育てる。

 

4年生の総合的な学習で、「自分たちで取り組めるSDGs」というテーマで、環境学習の単元を学習した。最初は自分事として環境問題に向き合うことができなかった児童が、海の漂流ゴミを見たり、「リサイクルステーション」の話を聞いたりすることで、3Rの大切さや持続可能な消費について積極的に考えることができた。漂流ゴミを使った廃材アートやごみ分別クイズを、クラスで意見を交流しながら、理解を深めた。また、それを外部に発信することで、今後も3Rの意識をもった行動をする必要性を自覚できた。

 

7年生が、毎年行っている「和歌山大空襲」について学んだ。地域から当時のことを知る2人の語り部を招き、空襲の日の夜の出来事やその後の生活について語っていただいた。心を込めて千羽鶴を折り、追悼慰霊祭にささげた。

来年度の活動計画

○国際理解・文化多様性にかかわる学習の実施

・台湾にある嘉義市文雅小学校、カナダのリッチモンド市バーネット校との交流

○人権・平和にかかわる学習の実施

・「和歌山の移民について学ぶ」をテーマに学習

・「和歌山大空襲」についての学習

○環境問題にかかわる学習の実施

・3Rの大切さや持続可能な消費についての学習