2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, その他の関連分野

本校は、総合的な学習の時間において、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野について、「深一学」と称し、異年齢集団グループ(特別支援学級を含む全校1年生から3年生の混成グループ:縦割り)による探究学習を行っている。自己の生き方を考え、創造的で、豊かな心で生きることができる能力および探究心の育成を図ることを目標に、自ら課題を見つけ自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する力を身に付ける探究学習である。SDGsを念頭に自らが設定したテーマに沿って学習を行い、学習過程で生ずる疑問・課題を追究、解決し、「主体的・対話的で、深い学び」の実現を目指している。

本校が取り組む「深一学」では、年度初めにオリエンテーションを行い、5つの領域(①国際問題、②自然・エネルギー、③文化・生活、④心・健康、⑤社会・地域)から生徒に興味関心のある分野のアンケートをとり、その結果をもとにグループ分けを行った。グループ(42グループ)が決定したら、グループごとに、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野(①地球市民および平和と非暴力の文化、②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル、③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重)も意識に入れ、テーマ決めを行い、各グループでの話し合い、タブレットや書籍等を使った調べ学習、そして、その結果を基に仮説を立て、各グループごとに提案をまとめ、11月から3週にわたり発表を行った。

調べ学習や各グループでの話し合いの中では、ユネスコスクールが提唱する「育てたい7つの力」を、本校では「6つのスキル」(①コミュニケーションスキル、②情報収集スキル、③比較スキル、④仮説スキル、⑤類推スキル、⑥分類スキル)とし、意識させた。

発表は、パワーポイントや模造紙にまとめる形式で行い、今年度は音を出す発表など斬新なものも見受けられた。11月の最終週から3週にわたり、水曜日に14グループずつ発表を行い、その日発表をしないグループは、興味のある発表をするグループの発表を参観し、意見交換や質疑応答で理解を深めた。

来年度の活動計画

今後も総合的な学習の時間において、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野についての異年齢集団のグループによる「深一学」を実施する。

ユネスコスクールが提唱する「育てたい7つの力」を、本校では「6つの能力・態度」(①コミュニケーションを行う力、②進んで参加する態度、③他者と協力し尊重する態度、④批判的に考える力、⑤未来を予測して計画を立てる力、⑥多面的・総合的に考える力)として、それらを「生きる力」ととらえ、「6つのスキル」(①コミュニケーションスキル、②情報収集スキル、③比較スキル、④仮説スキル、⑤類推スキル、⑥分類スキル)を活用できるよう意識して進めていく。5つの領域(①国際問題、②自然・エネルギー、③文化・生活、④心・健康、⑤社会・地域)とSDGsと結びつけ、自らが設定したテーマに沿って学習を行い、学習過程で生ずる疑問・課題を追究、解決し、「主体的・対話的で、深い学び」の実現を目指す。