2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, 環境, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康

本校は「民主的・文化的な国家社会の形成者としてふさわしい、心身ともに調和のとれた生徒を育成する」という学校教育目標のもと、「学習に根気よく励む生徒」、「心豊かで、正しく判断し行動できる生徒」、「健やかで、たくましい生徒」、「郷土を愛し広い視野に立てる生徒」という4つの目指す生徒像に向かって、教育活動を行っている。

本校の周囲には大小4つの古墳があり、すぐ横には江戸初期に作られ世界灌漑遺産に認定された天狗岩用水がある。また、近くに奈良時代の国分寺跡などもあり、文化遺産が豊富に存在する地域である。4月に入学、進学した生徒たちはこれらの文化遺産を散策し、古の人々の生活に思いを馳せるとともに、これらの遺産を大切にしていこうという気持ちを醸成することができた。10月には前橋ユネスコ協会からの依頼で、この地区の文化遺産をめぐるイベントに本校生徒が案内役として参加し、前橋市内の小学生数名に一人の生徒がついて文化遺産を散策し、その素晴らしさを紹介することができた。6月、10月、12月には天狗岩用水遊歩道の清掃活動を行い、文化遺産と景観美の保全を通して地域社会に貢献し、地域の一員として役割を果たすことの大切さを感じることができた。さらに、11月には江戸初期にこの地を治めた秋元長朝公を称える「秋元公歴史祭り」の武者行列に生徒が参加し、甲冑や刀、鉄砲の重さなどを肌で感じ、昔の人の苦労や平和の大切さを感じることができた。

また、本校では生徒会活動において、SDGsになぞらえてMRYs(中をっとより良くよう)として12の目標を設定し、9つの専門委員会がそれぞれどの目標を達成するかを決めて活動の軸とした。このことによって、活動の目的が明確になるとともに、MRYsのもととなったSDGsへの関心も高まり、SDGsの目標も達成していこうとする機運が高まった。また、2月にはMRYsを基にした生徒会活動の反省を行い、良かった点や改善点を明らかにして目標を見直し、来年度へのより良い活動につなげていく予定である。

来年度の活動計画

4月  学校周辺の古墳や天狗岩用水の散策

6月  天狗岩用水遊歩道清掃活動

10月 天狗岩用水遊歩道清掃活動

12月 天狗岩用水遊歩道清掃活動

この他、MRYsによる生徒会活動の継続、地域や前橋ユネスコ協会主催の行事への参加を予定している。