2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権

本校は、「民主的・文化的な国家社会の形成者としてふさわしい、心身ともに調和のとれた生徒を育成する」という学校教育目標のもと、「学習に根気よく励む生徒」、「心豊かで、正しく判断し行動できる生徒」、「健やかで、たくましい生徒」、「郷土を愛し広い視野に立てる生徒」という4つの目指す生徒像に向かって、教育活動を行っている。

本校の校区は、世界灌漑遺産に認定された天狗岩用水が流れ、数多くの古墳が点在する歴史豊かな地域である。そのような環境の中で文化遺産を尊重し大切に守っていく生徒を育てようと、毎年天狗岩用水遊歩道の清掃活動を行うとともに、校区内の歴史的な遺産についての学習を行っている。11月に1年生が、12月に2年生が天狗岩用水遊歩道の清掃活動を実施し、大きなごみ袋160個ほどの落ち葉やごみを集めてきれいにすることができた。活動している生徒の表情は真剣そのもので、きれいになった遊歩道を見た時の生徒たちは満足感にあふれた表情を浮かべていた。

また、今年度は人権学習にも力を入れ、生徒から人権学習のスローガンを募ったり、人権キャラクターを考案したりと、生徒が自ら進んで取り組む人権学習を展開した。その結果、人権感覚が磨かれ、自他を大切にする生徒の姿がより多く見られるようになった。

コロナ渦の影響により、校外へ出ての体験活動や人との触れ合いの中で学ぶ活動が思うように実施できず、十分満足のいく活動ではなかったかもしれないが、生徒の表情や姿からは「自分たちでやった」、「自分たちがやった」という満足感が感じられる。

来年度の活動計画

2022年度も「天狗岩用水遊歩道の清掃活動」と人権感覚を磨くための人権学習を柱としながら、本校らしい活動を実施していく。

〇天狗岩用水遊歩道清掃活動

1学期…第3学年、2学期…第2学年、3学期…第1学年

〇人権集中学習(12月上旬)

人権スローガン、人権キャラクターの募集

〇総合的な学習の時間を利用した「地域の歴史的遺産」の学習