2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 食育

当法人では「強く、明るく、たくましく生き抜く力をもてるこども」を目指す子どもの姿として、スウェーデン発祥の野外教室プログラム「森のムッレ教室」を柱としてカリキュラムを作成しています。
「森のムッレ教室」では晴れの日も雨の日も外に出て、乳児期では野外で過ごす心地よさや楽しさを、幼児期では活動に自然環境教育を盛り込みながら、持続可能な開発につながる「いのちの循環」を学んでいます。年間を通じて「森のムッレ教室」を展開してきたことで、子ども達は四季の変化を感じながら生き生きと遊び、学ぶことを継続することが出来ました。また今年は法人職員に対して「森のムッレ教室」の講師養成講座を開催し、その質を高めることにも力を入れました。
法人3園の園庭には花壇の他に畑があり、職員が子ども達と種まき、水やり、草取りをしながら成長を見守り、季節を感じながら収穫する喜びを体験し、収穫した作物は給食で食べたり、家に持ち帰って家族で食べてもらったりしています。その他にも長岡市の花いっぱい運動の取組、廃材工作やゴーヤのグリーンカーテンなど、未来の「みどりの地球の守り人」育てに取り組んでいます。
今年度は恵和こども園が花いっぱいコンクールでグランクラス準グランプリ、長生保育園が保育園の部で最優秀賞を受賞、また長生保育園は環境省「地域環境美化功績者賞」を受章しました。
9月の国際平和デーでは昨年と同様に「ニコニコスティック」を作り、身近なお友達や家族をニコニコにしてケンカをなくそう!と、園で振り合いました。
そして11月には各園の年長児が海外の幼稚園とオンライン交流を行いました。
子ども達は交流前に交流する国の紹介動画やガイドブックを見たり、現地のお菓子を食べたりして想像を膨らませ、交流当日は英語で挨拶したり、お互いの国の手遊び歌で遊んだり、クイズを通じてお互いの国で同じところ、違うところを感じてもらいました。

来年度の活動計画

・「森のムッレ教室」を柱にした野外活動を展開し、「いのちの循環」を学び、体験する自然環境教育を継続していきます。
・各園での作物栽培を通じた食育活動や花いっぱい活動を継続し、園児の保護者や地域にもその活動の輪を広げていきます。
・今年度と同様に国際平和デーに合わせて子ども達と平和の大切さについて考え、学び合う機会を作ります。
・今年度と同様に海外の幼稚園とのオンライン交流を計画し、子ども達が海外の文化に触れる機会を増やします。