2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

 本校では、「地域といっしょ笑顔輝く浅井北小」というテーマのもと、全学年で、人権学習、歴史・文化・伝統に関する学習を行っている。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野のうち、特に「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」において、それぞれの学習を通して、将来にわたり自分の地域の良さに気付き、誇りと愛着がもてる児童を育んでいきたいと考えている。
 具体的には、平和・人権学習、世界遺産・地域遺産学習を柱に、①人権・福祉を考える活動(老人福祉施設との交流)、②歴史・文化・伝統を考える活動(名古屋友禅染め体験、伝承遊び体験)を行った。

① 人権・福祉を考える活動(老人福祉施設との交流)
 毎年、全学年が地域にある老人福祉施設を訪問し、お年寄りとのふれあいの場を設けている。令和2年度から、コロナ禍で訪問をすることができなくなってしまっているが、各学年で、手紙や手作りのプレゼント、学校行事の様子などを紹介する絵葉書などを作成して、教師が施設に届けることで交流を続けている。児童は、施設のお年寄りのことを思い浮かべながら一生懸命取り組み、施設のお年寄りにも喜んでもらうことができた。

② 歴史・文化・伝統を考える活動(名古屋友禅染め体験、伝承遊び体験)
 地域の伝統文化に触れる機会として、毎年、地域の方々を講師に招き、体験活動を行っている。4年生は、名古屋友禅染めに挑戦している。ランチョンマットに染料で色塗りをして、世界に1つしかない作品を作った。1年生は、地域のお年寄りから、手作りの紙トンボをいただき、飛ばし方を教えていただいた。生活科の授業の中でも、伝承遊びについて学び、体験した。

来年度の活動計画

 人権・福祉の学習として、全学年が学年ごとに計画を立て、新型コロナウィルス等の感染状況をみながら地域の老人福祉施設の高齢者との交流会を行う。交流会を行うことが難しい場合は、今年度同様、手紙やプレゼントを贈ることで交流する。
歴史・文化・伝統を考える学習として、2年生が5月に町探検、4年生が10月に名古屋友禅染体験、1年生が1月に伝承遊び体験を行う。名古屋友禅染め、伝承遊びについては、講師の方をお招きし、児童が直接教えていただく予定である。