2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉, その他の関連分野

本校は「地域の環境や人材との関わりを通して,地域とともに生きようと考える児童の育成」を活動テーマとして,以下のような活動に取り組んだ。
① 地域貢献

「地区のお祭りで演奏」(金管バンド)

あけの平地区のお祭りに今年度初めて出演依頼を受ける。大変暑い中だったが,地域の方々がたくさん聞いてくださり,良い交流の場となった。

「挨拶の励行」(全児童)

たてわり活動を活用して,朝に挨拶運動を実施。挨拶をしても反応のない子が見られるので,「あなたに挨拶しているんだよ」ということを明確に伝えるために,「ハイタッチ」をしながらの挨拶に取り組み始めた。

② 環境

「飛び出せエコライフ」(4年)

電気自動車,地球温暖化,リサイクルなどを調べることで,資源の大切さを感じることができた。また,自分の生活に学んだことを生かそうとする姿勢が見られた。

「ゴミ0活動」(1~6年)

校庭のゴミ拾いや草取り,校舎清掃,身の回りの整理整頓など,児童が進んで活動することができた。高学年の児童は,環境委員を中心に,準備後,片付けなど主体的に行い,きれいな環境を保つことの大変さと大切さを実感することができた。

「かぼちゃボランティア」(4~6年)

4~6年合計15名の希望者により,草取り,受粉,収穫,畑の整備等に取り組んだ。育てている品種「いいたて雪っ娘」(福島県飯館村の特産品)の生産に関わっている飯舘村の方を今年もお招きして,生産方法を御指導いただいた。また,収穫したかぼちゃを市内のケーキ屋(アトリエムー)さんが,かぼちゃパイに商品化し,出品商品を試食する機会をいただいた。自分たちが生産に関わったかぼちゃが大変おいしいスイーツになり,商品化されたことを実感し喜ぶ機会となった。(スイーツフェア自体は台風19号の関係で中止)

「とみやはちみつプロジェクト」(3年)

富谷で蜂蜜作りをしているNPO法人の方をお招きして,講話などをしていただいた。ミツバチについて学ぶことを通して自然環境や里づくりの大切さを学ぶことができた。

③ 福祉

「空き缶回収」(全児童)

社会福祉協議会を通して車いすの購入資金の一部に活用してもらうため,毎月時期を決めてアルミ缶回収を実施。児童の間にも定着し,継続した活動ができている。

「バリアフリー」(3年)

盲導犬協会に協力をいただいて,盲導犬と触れ合いながら盲導犬について理解を深めるなど,バリアフリーの考えを深める取組を進めている。

来年度の活動計画

 普段の教育活動の中にESDのうち,環境教育,エネルギー教育,世界遺産や地域の文化財などに関する教育,国際理解教育に通じる内容を明確にすることで,普段の教育活動の中でもESDをより意識して取り組んでいく。今年度,インフルエンザが流行し,地域の方との交流する企画が中止となってしまったが,次年度は実施したい。ビオトープづくりに向けた実験的な池を作り始めたので,それを継続的に活用できるようにしていく。基本的には今年度と実施できたことを次年度も実施していきたい。