2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 福祉

1 令和3年度の活動概要
本校は「未来をひらく」を学校理念として,ESDを体験的な学習の場と捉え,持続可能な社会の担い手として必要な資質や能力の育成を目標とした。
具体的には,情報活用教育・福祉教育・環境教育・地域国際理解教育を柱に,①自ら課題を設定し,見通しをもって主体的に取り組む意欲や態度に係わる活動,②身近な地域や世界の持続可能性に関する知識や理解に係わる学習,③情報を収集し,多面的総合的に分析したり他者に向けて表現したりすることに係わる学習を行った。
① 課題設定,主体的に取り組む意欲や態度に係わる活動
5・6年生の「図書室を活用した調べる学習」では,図書指導員の指導を受けながら,課題への関心を高めることができた。
4年生の「福祉」や3年生の「地域理解」の活動では,目標をもって課題設定を行い,「ユニバーサルデザイン」や「地域の特産品・名所」について,意欲的に調べる活動を行った。
② 身近な地域や世界の持続可能性に関する知識理解に係わる学習
身近な地域の理解については,地域ボランティアや各種団体,協会の協力をいただき,模擬的な体験やインタビューをしたり,数カ国の外国の方に直接話を伺ったりするなどの活動を予定していたが,コロナ禍で,計画通り実施できず,生きた知識として体験的に学ぶことができなかった。
5・6年生の「SDGsについて知ろう」の学習では,SDGsの17の目標について知り,自分の興味のある目標について,今できることは何かを考えることができた。
③ 情報収集や分析力・表現力に係わる活動
6年生ではタブレット端末を使って,修学旅行の自主研修に向けての情報収集を行ったり,体験した内容などを記録したりすることができた。5年生への発表会では,体験したことをプレゼンテーションソフトを使ってまとめ,映像を有効に活用しながら紹介することができた。
他の学年でも,タブレット端末を積極的に活用して情報を収集し,学習のまとめや発表に活用することができた。

来年度の活動計画

2 令和4年度の活動計画
来年度は,これまでの取組をベースとしながら,コロナ禍でも目標を達成できる活動を工夫し,その時々の状況を鑑みて実施していく。また,ESDカレンダーを活用し,教科・領域の学習を横断的に結びつけて,学習内容を組み立て,地域に根ざし,児童・生徒主体の学びを持続的に展開するための本校独自のカリキュラムを進めていきたい。
また,SDGsの17の目標と各教科・諸活動との関連を図りながら学習を進めることができるよう,SDGs実践計画表を作成中である。来年度からの学習に生かしていきたい。