麗澤中学・高等学校
交流相手国/地域 マレーシア コタキナバル
交流相手学校名 SMKA TUN AHMADSHAH
交流期間 2022年9月26日~2023年2月17日
交流方法 オンライン交流, 会議, 2022年7月19日に先方の学校の先生方とどのように交流していくかの打合せを行った。生徒同士の交流は全てオンライン交流。 第1回9/26、2回目10/19、3回1/11、4回2/15の合計4回交流。
学習分野 地球市民教育,ジェンダー平等,人権,共に生きることを学ぶ,異文化間の対話,持続可能なライフスタイル
交流目的

国内だけでなく、地球規模で異文化間の対話を行い、国際的な視野を持つとともに、様々な文化を持つ人々と共に、地球規模の諸問題を協力して解決していく態度を育てる。

交流内容

〇第1回目 2022/9/26 先方は6名で本校は中学2年生9名が参加 
自己紹介と今後の活動目標について話し合う。

 

 

 

〇第2回目 2022/10/19
テーマ:SDGs5:Gender Equality(ジェンダー平等)について
マレーシアの生徒は、宗教的な観点から、女性の社会進出について共有した。イスラムの宗教学校で勉強をしている彼らの生活について共有されると文化の違いを強く感じることができた。

〇第3回目 2023/1/11
テーマ:SDGs4:Quality Education(質の高い教育をみんなに)について
今回のセッションでは、新年明けということもあり、お互いどのように普段年越しをするのか、どのような慣習や習慣があるのか、冬休みはどのように過ごしたのかについて、ブレイクアウトルームを用いて共有した。
SDGs4の質問として、1.自分の国(マレーシアと日本)では何パーセントの子どもが中等教育を受けるのか、2.学校ではどのような教科を学ぶのか、3.教育は社会にとって重要か?それはなぜ重要なのか?、である。
特に、3では、自分の将来を変える(change my life or change my future)力が教育にあると発言していた生徒が多かった点が大変印象深く残った。ブレイクアウトルームでの、スモールディスカッションの後、全体で話したことを共有する時間を取り、普段当たり前のように受けている教育や課される宿題を「自分ごと」としてとらえる瞬間となったようである。

〇第4回目 2023/2/15
テーマ:SDGs12:Responsible Consumption And Production(つくる責任 つかう責任)について
アイスブレイクとして、各国の伝統的なお祭りについて紹介し、そのあと各個人間にて、自分が最も幸せだと感じる時間について、ブレイクアウトルームを用いて共有した。SDGs12の質問として、1.自分の国でどのようなごみ問題が深刻であると思うかそれはなぜか、2.1で出た問題を解決するためにどのようにしたらよいのか、である。特に、2では、個人単位でできることのみならず、社会や世界に生きる市民としてどうしたらよいか、学校や政府もその責任があると発言している生徒がおり、大変印象深く残った。ブレイクアウトルームでの、スモールディスカッションの後、全体で話したことを共有する時間を取り、両校の生徒ともに、プラスチックごみ問題やフードロス問題は解決していかなければならない点は共通して挙がった。

交流の成果

以下が交流の成果である。
・政治的な観点から、日本では女性の政治家がいまだに少ない点、女性の家事と仕事の両立について負担が大きい点などにきづく。
・英語で話すことを、文法や発言が恥ずかしいからと尻込みすることが全く無意味であることを実感することができた。先ずは、自分の考えを話すことがとても大切だと改めて気付くことができた。
・宗教の違いから生活全般について文化の違いを強く感じることができた。
・日本の進学率が97%でとっても高くとても驚いている。

交流に当たり困難だったこと、克服した方法

・ネットワークの回線が途中不安定になったこと。
・英語力のレベル差があり、途中会話が難しいと感じたこと。

今後の予定・展望

・このような交流を大事にし、更なる交流を深めていきたい。

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