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2024年度活動報告

Activities for this year

Areas covered as subjects of study

Climate change, Environment, Cultural diversity, International understanding, Peace, Human rights, Gender equality, Global Citizenship Education (GCED)

今年度実施した行事・企画

WWL事業に関連して

*「グローバル探究」について

2021年度より、国際教養科では、新しい科目「グローバル探究」を履修しており、本年度は4年目となる。SDGsをテーマとして世界の問題について理解を深めると同時に各自が設定したテーマに従って調べ学習を行っている。1年生は前期は「環境」後期は「人権・経済」をテーマとしている。2年生は自分たちが興味のあるテーマを1年間かけて、調査やインタビュー、フィールドワーク等行いながら、深く探究し、実践するところまで行う。3年生は個人で探究活動を行い、英語で卒業論文を作成する。

グローバル探究授業内講演会

国際教養科1・2年生「グローバル探究」(3年生MUN)の授業の中で、世界の様々な問題について、より理解を深め、探究学習に生かすため、年間数回、外部講師(大学の講師や一般企業の方)を招いて講演会を行っている。前期は「環境」後期は「人権・経済」をテーマとしている。司会は生徒が行い、最後20~30分は生徒の質問の時間として設定している。事前の下調べや質問の準備をしっかりと行い、貴重な学びの機会となっている。

1年生  主に大学の先生やNPOの方に来て頂き、専門的な知識を学ぶことを目的とする。

1回目 日時:4月23日(火)京都大学名誉教授 湯本 貴和(ゆもと たかかず)先生

テーマ: 環境問題①「感染症と環境問題」 場所:視聴覚室

2回目 日時:7月9日(火)中部大学副学長 福井 弘道(ふくい ひろみち)先生

テーマ: 環境問題②「SDGsからWellbeingへ」場所:視聴覚室

3回目 日時:10月15日(火)中部SDGs推進センター副代表理事 百瀬 則子(ももせ のりこ)先生

テーマ: 経済 「エシカル消費とSDGs」場所:視聴覚室

2年生  主に一般企業の方など実社会で活躍されている方に来て頂き、社会の実情を知ることで、探究活動を実際の行動に繋げるヒントを得る機会とする。

1回目 日時:6月25日(火)環境活動家 宮沢 カトリン(みやざわ かとりん)先生

テーマ: 環境問題 「気候変動と私たちが今するべきこと」 (英語による講義) 場所:LL教室

2回目 日時:10月22日(火)日本ガイシ(株) 野尻 敬午(のじり けいご)先生

テーマ: 経済 「SDGsと企業の取り組み」 (英語による講義) 場所:LL教室

講義 1年生 

講義 2・3年生 

県内留学生との交流会

10月22日(火)に、愛知県内の大学に在籍する留学生27名を千種高校に招き、本校の生徒22名と「LGBTQ+」というテーマで、交流会を実施した。留学生は、名古屋大学、愛知県立大学、名古屋外国語大学、愛知大学、中京大学から来ていただいた。自己紹介を行った後、LGBTQ+に関する日本や留学生の出身国での現状について話し合い、最後はグループごとに解決策を模造紙にまとめて発表した。和やかな雰囲気の中で、留学生の方も千種生も活発に意見を交わし合い、「誰一人取り残さない社会」を実現するために私たちが実行すべきことについて、様々なアイデアを出し、理解を深めた。

      

高校生国際会議

12月10日(木)に、愛知県内の大学に在籍する留学生19名を千種高校に招き、高校生国際会議を開催した。5限・6限にグローバル探究とMUN(模擬国連)の授業を時間割変更によって2時間連続で行い、国際教養科の2・3年生101名が3会場に分かれて、日頃の授業での学びの発表、及び留学生とのディスカッションを行った。3会場の発表、及びディスカッションのテーマは以下の通りである。

  • グローバル探究A のクラス :2年生のクラス(日本人講師担当)36名

5限 SDGsをテーマにした探究学習のプレゼンテーション及びディスカッション

6限 「ジェンダーと働き方」をテーマにディスカッション

  • グローバル探究B のクラス :2年生のクラス(外国人講師担当)23名

5限 千種高校生徒作成のPodcastの発表及びディスカッション

6限 「ジェンダーと働き方」をテーマにディスカッション

  • MUN(模擬国連) のクラス :2・3年生のハイレベルクラス(外国人講師担当)42名

5限 「ドラッグ」に関するプレゼンテーション及びディスカッション

6限 「ジェンダーと働き方」をテーマにディスカッション

どの会場も、和やかな雰囲気の中、活発に英語での議論が交わされ、大変有意義な学びと気づきの機会となったようだ。

WWL校内発表会への参加

12月13日(金)に、校内において、国際教養科の生徒が「グローバル探究」での学びに関する発表を、フィールドワークに参加した生徒がフィールドワークを通して学んだことを、1・2年生全員と外部の運営指導委員の方に向けて発表した。国際教養科の「グローバル探究」の発表では、1年生の代表生徒は、「環境破壊」というテーマで、国際教養科での学びの紹介も交えての発表を、2年生の代表グループは、「全ての子供たちが5歳の誕生日を迎えられる世の中になりますように “5th birthday for every child”」というテーマで、途上国でも可能な保育器の考案をし、商品化までつなげようとする取り組みについて発表を行った。(グローバル探究の内容や学びについては、12月26日(木)に刈谷市産業振興センターで行われた「イングリッシュフォーラム」においても本校教員による発表や紹介があった。)

全国高校生フォーラムへの参加

12月15日(日)に、本校国際教養科の1年生4名が東京で開催された全国高校生フォーラムに参加し、全国から集まったWWL指定校やSGHの生徒を前にポスターを使って英語でプレゼンテーションを行った。本校の生徒の発表のテーマは「LGBTQ+についての理解を促す義務教育のカリキュラムの提案」で、自身の経験と本校生徒へのアンケート結果をもとに、「生きづらさのない」社会を作るために必要だと考える3つの側面について英語で発表した。朝早くから名古屋を出発し、1日がかりのフォーラム参加であったが、全国の多くの高校生と、世界課題について共に考える機会を持つことができ、大変貴重な体験となった。

 

その他の行事・企画

海外進学説明会(6月)参加者は33名(生徒23名、保護者10名参加。)海外留学や海外進学を希望する生

徒に対して説明会を実施し、選択肢の一つとしての海外留学や海外進学を支援した。日頃から生徒の海外進学や

留学への関心は高く、説明会の実施以降も留学や海外進学の相談や書類の作成のサポートをすることは多い。

海外研修(7月)5年ぶりに海外研修を実施した。参加者は24名。7月21日(日)から8月3日(土)の14日間シンガポールにて、語学研修とホームスティ、またシンガポール大学の学生との交流を行った。1週目に体調不良が多く出てしまい、ホームスティ先での小さなトラブル等もあったものの、全体として生徒の満足度は高く、有意義な研修となった。事前指導を4回行い、帰国後研修レポートをポスターにして提出させ、学校の掲示板に掲示した。

英語キャンプ(8月)参加者は25名。美浜少年自然の家で実施した。2泊3日の間、英語のネイティブスピ

ーカーの講師とともに、英語で様々な活動をし、英語に親しんだ。参加した生徒は大変充実した3日間を過ごし

たようだ。

国際理解講演会(11月)世界的な視点に立って活躍をされている方(大学教授、国際機関やNPOの職員など)による講演会を行う。テーマは国際協力、国際開発事業、多文化共生など。1・2年生全員と3年生の希望者を対象に体育館で行った。講師には同志社大学グローバルスタディーズ研究科教授の西川由紀子先生をお招きし、「ロシア・ウクライナ戦争と世界:大国間の対立がもたらす波紋」というテーマで話をして頂いた。講義の後に先生を囲んでの座談会も行い、参加生徒は熱心に質問していた。

異文化講座(1月)9カ国(今年度は韓国、アメリカ、ブラジル、ネパール、中国、ドイツ、モンゴル、イタリア、南アフリカ)の文化紹介講座より、希望講座をクラスごとに選択し、受講する。対象は1年生全員である。日本との違いや伝統的な文化、特徴的な料理、言語、音楽など、その国の文化的な側面だけでなく、中には人としての生き方についてお話頂く講座もあり、大変大きな学びの機会となる。

留学生の受け入れ 英語圏に限らず、世界中から留学生を受け入れている。今年度はスイスより1名、ドイツより1名、アルゼンチンより1名の合わせてのべ3名の中・長期留学生を受け入れ、生徒の異文化交流に貢献している。

留学生帰国報告 海外への留学から帰国した生徒には、終業の日などに、全校生徒に対して、留学を通して学んだことを発表させて、他の生徒と体験の共有をする機会を作っている。今年度ものべで5名の生徒が帰国報告を行った。(スイス、デンマーク、エストニア、アメリカ、韓国より帰国。)

海外派遣事業 海外派遣事業を積極的に告知し、募集・参加者の選抜・書類の作成を行っている。今年度応募した事業→名大MIRAI、カンボジアスタディーツアー、日韓高校生交流事業、愛知県テキサス州訪問団等)

国際課通信「ChigUNESCO」の発行 国際理解教育を進めるための生徒・教員への啓蒙活動の一つとして発行をする。国際課で企画した行事の紹介や生徒の感想などを載せている。できるだけ生徒主体で紙面作りをするように心がけている。

LL教室の洋書コーナーの活用 だれでも気軽に洋書に親しむことができるように、LL教室の入り口付近にミニ図書館を作り、洋書の貸出を行っている。(蔵書数約300冊)

Planned Activities for Next Year

本校では「自主自律」を学校の基本理念とし、国際理解教育の推進を教育目標の一つの柱としている。「国際的な課題に目を向けて持続可能な社会を形成できる人材」を育成するために、豊かな人間性、異文化理解の力、協働できる力の育成を目指している。(本校スクールポリシーより)