ポスター・動画セッション
第2回ユネスコスクール関東ブロック大会
ポスター・動画発表

SDGs の広がりを国際的な観点から議論するもの、地域の視点での活動、学校間の連携やプロジェクト等について、現在・過去の活動事例、今後の活動計画等の発表を広く募集し掲載しています。

UNESCO Associated Schools

学校内に設置した複数の温度計による気温分析

吉田有里(成蹊高等学校3年・天文気象部)

成蹊中高の敷地内には、西暦1926年(大正15年/昭和元年)に観測を開始した成蹊気象観測所がある。その周囲の気温分布把握を目的とした予察的な研究を、昨年10~12月に成蹊高校天文気象部で実施した。15台の温度計を敷地内に設置し、気温分布を測定したところ、敷地内には高温・低温になりやすい場所があり、その差は晴天日に顕著となるという観測結果が得られた。また、一日ごとに気温の変化傾向を分類したところ、5種類の気温の日変化パターンが抽出され、それは日本付近の気圧配置型に応じたものであると考えられた。

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成蹊小学校図書室におけるSDGsの取り組み

関口薫(成蹊小学校教諭)

2020年度から実施されている新学習指導要領には「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられている。そして「新たな価値の創造に挑んでいくためには、情報活用能力の育成が重要」とされている。そのために学校図書館の果たす役割は大きいと考える。子どもたちが、社会課題を知り、自分にできることを考えて行動するための第一歩として、成蹊小学校図書室では、2018年からSDGsを知るきっかけづくりを行ってきた。ここでは、図書室や「読書」の授業の中で行ってきた、知る機会の提供、そして、そこから広がった活動の一部を紹介する。

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たしかなあしぶみ〜ユネスコスクール成蹊の歴史を未来へ〜

成蹊中学校 特別研究グループ「ユネスコスクール」

なぜ成蹊学園がユネスコスクールに認定されたのか?ユネスコスクールって何? 中学生の自分達にはわからないことだらけでした。成蹊中高でのこれまでの様々な活動を、環境・行事・国際教育の三つの柱から、高校生やOB、0Gの方など にインタビューし、成蹊の文化と歴史を知り、未来の後輩へ成蹊の良さを繋いで ゆくことを目標に活動を始めました。まずは、そのきっかけとなる取材の様子を 過去と現在の画像を交えながら紹介します。

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コロナ禍での成蹊高校におけるダイバーシティ活動

五十嵐菜月(成蹊高等学校3年)

成蹊高校の有志団体であるスクールダイバーシティのコロナ禍における活動をまとめました。私は昨年3月に新型コロナウイルスの感染拡大防止のために休校になる直前から活動に参加し、現在も活動を続けています。休校による活動のオンライン化やそれによる新たな出会いは貴重な経験となりました。また、スクールダイバーシティの制服プロジェクトに賛同して制服同好会(仮)を友人と立ち上げ成蹊中学・高等学校における制服制度のジェンダーフリー化に向けての活動に力を入れています。

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成蹊大学学生ボランティア本部Uni.の活動紹介

成蹊大学 学生ボランティア本部Uni.

成蹊大学学生ボランティア本部Uni. は1年生330名、2年生243名、3年生113名、4年生121名、計807名の部員で構成されている学内最大の学生団体です。環境・教育・国際・地域・福祉の5チームを中心に、Exceed Walk・BOOK FOR KIDS・復興支援・Unimal・ゆめはかせの5プロジェクト、企画局・広報局・渉外局・総務局の4局より、3つの組織を展開しています。成蹊大学がある武蔵野市を拠点に、地域に根ざしたボランティアを軸に国内外で活動しています。本発表では、Uni. の組織と活動について紹介します。

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トレイルカメラがとらえた成蹊の野生動物

成蹊中学校 自然科学部

私たち成蹊中学校自然科学部は、校内にある林苑に赤外線で動物を検知するトレイルカメラを設置している。今年はカメラを6台に増やし、多数の鳥や動物を撮影することができた。特に今年は成蹊で初めてフクロウを撮影できた。フクロウは2021年4月22日の早朝に林苑の深くにいるところを動画で、翌23日の日中に、林苑の開けた場所にいるところを静止画で連続撮影できた。これまで成蹊でフクロウが観察されたことはないとのこと。今後の飛来時にも撮影できるように備えたい。

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身近な地域の環境問題を地図から考察する

内川健(成蹊小学校教諭)

本校では、児童が環境地図を制作する学習に力を入れている。児童が、地図を分析するためのツールとして利用できるスキル獲得や、収集した情報を地図化して考察・活用できる思考力の向上につなげている。主には夏休み期間などを使って、身近な地域を調査対象地域として地図制作を行っている。提出された地図は成蹊学園サスビナリティ教育研究センターで表彰するなど、児童の学習意欲向上に努めている。地域を観察し分析することで、地域にも環境問題にも具体的に関わる教科横断的なプロジェクト型の手法を駆使した学習となっている。

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成蹊小学校のサステナブルな一日「学びたいから学ぶ」

成蹊小学校

自奮自励の精神は中村春二先生が創立時に掲げていた言葉でもあります。自らが主体的に学んでいく習慣は小学校教育の根底であり、育まれた知識の骨格は、やがて大人になり豊かな着眼点から問題を解決していく能力の土台になると考えています。 本動画では、一人の児童の登校から下校までの学校の様子をサステナブルな一日で表現しています。SDGsという言葉が使われるようになるそのもっと前から、今の時代でも通用する取り組みを続ける成蹊小学校。その教育活動の一部をぜひご覧ください。

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ならまちづくり・不東

近畿ESDコンソーシアム

近畿ESDコンソーシアムでは、奈良教育大を中心に、学生・現役教員を対象としたESDティーチャープログラムを全国で展開するほか、奈良教育大学附属学校園では、幼・小・中それぞれで、ESD授業実践等をおこなっています。また、奈良教育大ユネスコクラブはオンラインを活用して他地域のユネスコスクールとの交流活動などに積極的に取り組んでいます。

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「理論的に問題を解決する子ども」の育成を目的とした実践

大久保遥峰(成蹊小学校教諭)

本実践は、「理論的に問題を解決する子ども」の育成を目的としている。子どもたちが見方(共通性・多様性)・考え方(関係付け)を働かせながら問題に対して根拠をもった仮説や予想を立て問題解決を行うことで主題に迫ることができると考えた。今回の発表は4年生で学ぶ本校独自単元「植物」の学習についてのものである。植物を「科」(バラ科、アブラナ科など)ごとに仲間分けしていくなかで理論的に問題を解決する子どもたちの姿について発表する。

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⼩学校低学年における持続可能な裏庭活動

新谷祐貴(千葉大学教育学部附属小学校教諭)

小学校低学年の段階において実現可能な持続可能な教育への糸口を裏庭での秘密基地づくりから紐解いていこうと考えた。学ぶ場を子ども自身の手で作り出し、最終的にそれを片付けることによって質の高い主体的な学びを実現することができた。こうした自分で決めることを活動の軸に据えた取り組みは、子どもに自身の積み重ねてきたことに対する自信を与えることとなった。こうした取り組みは下の学年の子どもにとって憧れとなり、ものでなく取り組みそのものが受け継がれていくということが明らかとなった。

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複言語学習でグローバルな人材を育成する!!

石橋瑞葵(大妻中野女子高等学校3年)

「WWL・SGH×探求甲子園2021」において、私は『グローバルな人材を育成するために必要な日本の教育改革』をテーマにグループディスカッションを行なった。「グローバル人材育成推進会議中間まとめ」によるグローバル人材の概念を受け、「複言語の学びを通して異文化理解を深め、言語も文化も異なる他者を尊重し協働できるスキルとマインドを併せ持つ人の育成」が必要だと考える。その実現のために、「オンライン複言語サービス」の導入による中等教育課程での第二外国語教育の必修化を提案したい。Quality educationの達成の一助にもなるはずである。

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NPO法人子ども大学くにたちのSDGs普及のための取り組み

NPO法人子ども大学くにたち

子ども大学くにたちは、「子どもから家庭へ、家庭から地域へ」というスコープ的なSDGsの普及を目指し、SDGsをカリキュラムに据えた授業を実施しています。また地域でのSDGs普及のため、出前授業やSDGs講座、SDGs教材開発、企画展示などもおこなっています。こうしたSDGs普及のための取り組みをご紹介いたします。

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SDGs普及の取り組み:SDGs全国子どもポスターコンクールのご紹介

SDGs子ども大学運動実行委員会

SDGs普及のための取り組みとして、「SDGs全国子どもポスターコンクール」の運営をしています。本コンクールは、SDGsの17の目標から1つ選び、それを達成したい想いをこめてポスターを描くもので、全国の小中学生が対象です。描くことをきっかけにSDGsへの関心が子どもたちから家庭、そして地域へと広がることを目指しています。第1回の2020年度は全国から2512点の応募がありました。今年度は海外からも含めてさらに多くの応募を見込んでいます。締切は2021年9月15日。ぜひご応募ください。

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南極 ・北極 からSDGs(持続可能な開発目標 ) の 担い手を育てる

公益財団法人 日本極地研究振興会

地球温暖化は、地球が経験した事がない速さで進行しており、SDGsの担い手には、地球環境の未来像を予測して未解明の課題に果敢に挑戦する行動力が要求されます。南極・北極域は、氷床や海氷の融解によって温暖化が他の地域よりも急激に進行しており、地球環境の未来像を考えるための最適な教材です。さらに、極地という過酷な環境下で未知の世界に挑戦する研究者、技術者、教育者、冒険家らの「行動力とチームワーク力」は、SDGsの担い手が最も必要とする能力です。ここでは、私共が近年開発したSDGs教材の概要等をご紹介いたします。

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環境啓発施設 むさしのエコreゾートの取り組み

武蔵野市環境部環境政策課

武蔵野市では、令和2年11月に環境啓発施設「むさしのエコreゾート」を開設しました。地球温暖化を背景に、市民や市民団体、事業者、市など多くの主体が参加して、ごみをはじめさまざまな環境について一緒に考え、学び合い、行動・活動するための施設です。環境の大切さに気づくように働きかけ、気づきを環境に配慮した行動へと結びつけ、一人ひとりの行動を地域ぐるみの取り組みへと広げ、持続可能なまちづくりを目指しています。ここでは、その取り組み事例のいくつかを紹介します。

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UNESCOユースセミナー:ユネスコスクールと日本の外国学校との多文化共修の出会い

小貫大輔(東海大学)
星久美子(CRI-チルドレンズ・リソース・インターナショナル)
望月浩明(神奈川県ユネスコスクール連絡協議会)

東海大学教養学部は、神奈川県ユネスコスクール連絡協議会およびCRI-チルドレンズ・リソース・インターナショナルと協力して2015年より毎年「UNESCOユースセミナー」を開催してきました。各年度のセミナーが扱ったテーマは以下の通りです。

  • - 2015年度「未来の学校について考えてみよう」
  • - 2016年度「多様化、多文化化する日本の学校」
  • - 2017年度「多様性とインクルージョン」
  • - 2018年度「海洋プラスチック問題と私たちの生活」
  • - 2019年度「コスモポリタンな日本とは?」
  • - 2020年度「日本のいろいろな学校」

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子どもが問いをつくる授業~探求を通したESD~

市川敦(成蹊小学校教諭)

これからの社会では、課題が与えられるのを待ち、自然と見聞きする情報に流されるのではなく、積極的に自身で問題を見出し情報を得て(新たな)自分なりの解がつくれることが求められている。さらに、その情報もいくつもの情報から最適解をつくる力が求められている。つまり、ESDに代表されるように継続して問い続けること、および問い続けられる力が求められている。そこで今回、子どもにそのような力や態度がつけられるように、探究学習を取り入れた「子どもが問いをつくる授業」を実施した。その実践について報告する。

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