所在地 | 〒193-0831 東京都八王子市並木町26-1 |
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電話番号 | 042-661-1747 |
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加盟年 | - |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校では校内研究テーマを「自他を大切にし、よりよく生きようとする児童の育成」として、校内研究を中心に、全ての人が共に生きる社会「共生社会の実現」に向けて組んできた。この研究、学習を基盤とし、ユネスコスクールキャンディデート校として、視野を世界に広げ、各学年の学習をユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野である①「地球市民および平和と非暴力の文化」②「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」③「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」に整理統合し、学習過程の見直しを行い、学習を進めてきた。
① 本校の重点目標は「思いやりのある子」の育成である。昨年度まで、道徳教育の推進に力を入れ、毎月第2週に全学年・学級で同じ内容項目を指導する全校道徳を取り組んできた。今年度は、これまで進めてきた道徳教育に加え、特別活動を、研究のもう一つの軸に据えて、実践研究を深めてきた。道徳教育は、学校の教育活動全体を通じて行うものであるが、様々な集団活動や体験的な活動が行われる特別活動には、多くの道徳的実践や道徳的行為を伴う機会と場がある。両者の関連を意識しながら、「地球市民教育、平和と非暴力の文化」の視点をもって、指導を行った。
また、代表委員会を中心として取り組んでいる、ユニセフ集会、ユニセフ募金の活動をさらに広げ、安全で持続可能な世界の構築に率先して貢献できる児童の育成を図った。
② 1年生は生活科を中心に、アサガオの栽培と蔓の再利用に取り組み、2~4年生もミニトマト等の栽培に取り組んだ。3年生は地域の農家を見学して、野菜生産者の苦労と思いを学習した。4年生は隣接する南浅川について総合的な学習の時間を活用し、テーマを決めて、ゲストティーチャーの指導の下、川の調査を行った。5年生は地域の農業アドバイザーの指導の下、精米までの過程を体験的に学習した。食糧生産・自給や次世代を含めた安定的な生産にまで思考の幅を広げることができた。
③ 2年生は生活科で地域の図書館を見学し、バリアフリーの工夫が各所にあることを、実際に触れて理解した。4年生では、総合的な学習「共に生きる」の学習に取り組み、ボランティア協会と連携して、盲導犬ユーザーの話を聞いたり、車いす体験を行ったりする中で、ボランティア協会と連携して、共生社会実現に向けて自分たちに何ができるのかを考えた。また、本校に副籍をもつ特別支援学校の児童との定期的な交流を通して、ノーマライゼーションの考えについて学んだ。