• やかげちょうりつみたにしょうがっこう
  • 矢掛町立三谷小学校

  • Yakage Municipal Mitani Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒714-1211 岡山県小田郡矢掛町東三成1423
電話番号 0866-82-0223
ホームページ http://www.mitanisho.town.yakage.okayama.jp/
加盟年 2010

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、本年度も「地域の教育資源を積極的に活用した、探究的な学びの構築~PDCAサイクルの活用」を活動のテーマとして取り組んできた。また、学校だけでなく矢掛町全体で「ふる里やかげを愛し、ふる里やかげで活躍するたくましい子ども」の育成をめざしている。ユネスコスクールが重点的に取り組む三つの分野のうち、

②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル

③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

につながると考える。地域の諸問題を主体的・協同的に解決する力の育成を目標とした。

 

第3学年は、地域の農家さんの協力を得て、米作りや大豆栽培に取り組んだ。これらの学習を通して、無農薬の米作りや耕作放棄地を作らないための取組など、地域を大切に思う農家さんの思いを知ることができた。

第4学年は、川や森林といった身近な自然環境を題材として学習に取り組んだ。まず、地域の川で行われてきた伝統漁法などについて学んだ。地域に根ざしてきた失われゆく伝統について知る貴重な経験となった。次に、森林を守る取組についても学習した。自然破壊につながる行為は身近にもあることを知る機会となった。「少しでも環境を守りたい」という思いをもち、給食の牛乳パック回収を自主的に行うようになった。

第5学年は、地域のまちづくりについて学んだ。みんなが安心して暮らせるための努力や工夫として、まず、矢掛町の防災・減災について学習した。そして、矢掛町は豊かな観光資源を生かした産業に特に力を入れていることを学んだ。昭和の洪水被害からの復興を目的として始められた「大名行列」を皮切りに、まちの魅力について探り、町内外へ発信を行った。持続可能な地域づくりを担う人材へと成長していく一助となればと願う。

第6学年は、地域の文化遺産や歴史について学習した。奈良時代の吉備真備公ゆかりの土地柄であるので、吉備真備公に愛着をもつことができた。また、今年度はかねてより計画があったが、コロナ禍により実現できなかった、中国の小学校とのオンライ交流を行うことができた。これも、吉備真備公がつないだご縁である。国際的な視点をもつきっかけとなった。

本年度は、校内で「ユネスコスクールとは」という研修を全員で行った。ユネスコスクールに加盟してからずいぶん時間が経っているため認識が薄れてきていると感じたためである。また、校内研究で取り組んだ上記の学習も、SDGsの観点を意識して取り組んだことで、子どもたちの意識も確実に変わってきていると感じている。

来年度の活動計画

令和5年度の取組を踏襲しつつ、令和6年度に向けて新たに年間計画等を見直しをしている最中である。

かねてより福祉の分野の学習を取り入れていきたいと考えている。重点分野の、

①地球市民および平和と非暴力の文化

についても、学習することができると考える。どうしても視野がせまくなりがちであるので、3つの分野をバランスよく学び、地域も世界も愛するたくましい子どもの育成に努めたい。また、SDGsについて、教員も子どももさらに見識を深めていき、持続可能な世界を担うことができるように努めたい。地域の方にももっとPRをする方法を考えていきたい。

過去の活動報告