| 所在地 | 〒441-8134 豊橋市植田町池堀田15 |
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| 電話番号 | 0532-25-2619 |
| ホームページ | http://www.toyohashi-c.ed.jp/ueta-e/ |
| 加盟年 | 2014 |
2022年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 福祉
本校では，ＥＳＤを「持続可能な特色ある学校づくり」と「未来を生き抜く力を育てる問題解決的な学習」と捉えて実践に取り組み，「いきいきと学び続ける子の育成」を目ざしている。「特色ある学校づくり」については，地域，福祉，環境，防災を柱に次の3点を行っている。
① 地域人材の活用
本校の地域教育力は，地域教育ボランティアコーディネーターをはじめ，図書館ボランティアや学習支援ボランティア，地域の企業や商店など本校の教育に携わっていただけるかたがた総勢150名ほどが在籍している「植田いなほ会」の支援に代表される。学校(職員)と地域の架け橋を教頭が担い，多くのかたの生の声が聞けたり，多くの施設での実体験ができたりして，学習を深めている。
② お年寄りにかかわる活動
1,2年生の生活科では，お年寄りのかたに栽培活動や昔遊びを教わるとともに，地域のかたの優しさにふれる機会となっている。3年生では，福祉についての学習を展開している。地域のかたがたの協力のもと「認知症サポーター養成講座」と題してお年寄りへの声のかけ方を学んだり，盲導犬と生活をしているかたのお話を聞いたりして地域福祉への理解を深めている。ここしばらく，施設を訪問しての交流活動ができていないが，時機をみて再開していく予定である。
③ 地域防災にかかわる学習
5年生は，いつ起きてもおかしくないといわれている「南海トラフ地震」に備えた防災学習，6年生は，日本各地で甚大な被害を及ぼしている大雨に備え，校区の水防災に焦点をあてた学習に取り組んでいる。ハザードマップ作りやマイ･タイムライン作りを通して，命を守るために必要な備えや行動を深く考えることができている。これらの活動は，愛知県や豊橋市の行政のかたをはじめ，地域教育ボランティアや保護者，卒業生など多くのかたがたの協力によって成り立っている。学習の成果は，ホームページへのアップやハザードマップの家庭配付などを通して，多くのかたがたへの感謝とともに発信している。
来年度の活動計画
次年度も「地域の教育力を生かした問題解決的な学習の創造」をテーマにさらに研鑽を積み、「いきいきと学び続ける子の育成」に取り組んでいく。特に，次の２点に焦点をあてていく。
① 「問題解決的な学習モデル授業プロジェクト」に向けて
本年度実践してきた「国語」「算数」の授業モデル案に修正を加えて，次年度も授業改善に取り組む。モデル案は，特別な準備が必要なものではなく，普段の授業で意識すれば誰でもできるレベルのものにしていく。モデル案をまねするのではなく，参考にしながら継続して実践することで問題解決的な学習の授業展開が身についていくようにしたい。
② 持続可能な活動であるために
本年度の総合的な学習や生活科で取り組んでいるメイン単元を次年度も踏襲していく。これらを年度内にまとめておくことで，次年度の担当職員は見通しをもって学習を展開することができる。さらには，前年度の反省を生かしたよりよい活動にもなる。持続可能な活動であるためには，１から新しいことを始めるのではなく，今ある活動を見直し，本年度よりも一歩前進したものにしていくことが大切であると考えている。