• とよはししりつつだしょうがっこう
  • 豊橋市立津田小学校

  • Toyohashi Municipal Tsuda Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 国際理解, 人権, 福祉, 健康, 食育

所在地 〒440-0093 愛知県豊橋市横須賀町宮元3-1
電話番号 0532-31-4429
ホームページ http://www.toyohashi-c.ed.jp/tsuda-e/
加盟年 2014

2022年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 人権, 福祉, 健康, 食育

本校は,「『大好き 津田!』地域に学び,地域に育つ津田っ子の育成~地域の中でいきいきと活動する子どもを求めて~」をテーマとして,地域のかたがたとのつながりを大切にし,地域に愛着がもてる子どもの育成に取り組んでいる。
ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,多面的・総合的に考える力,コミュニケーション能力,つながりを尊重する態度の育成を目標とした。以下,実践の一部を報告する。

1.防災に関する活動
大地震が起きたとき,津田校区は液状化や津波の被害が予想される地域であるため,市役所防災危機管理課や,「かんがえる.Labo」の明保さんから話を聞いたり,調べたりして,大切な命を守るために自分たちにできる防災・減災について考えた。6年生は,地区ごと実際に町歩きをし,安全と思われるものや危険なものを確認した。その後,わかったことや自分たちの考えを話し合い,防災マップを作成した。それを学習発表会で保護者や地域へ発信した。
また,今年度は『南海トラフ地震』を想定したさまざまな体験活動を計画し,子ども・保護者・地域が一体となった防災訓練を行った。午前はAEDや胸骨圧迫の仕方などを体験し,実際に行うことの難しさを実感していた。午後は親子で起震車体験や水消火器体験などを行い,防災への意識を高めた。

2.福祉に関する活動
高齢者,障がいのある人,外国の人などとの関わり方や身近な福祉施設について調べ,互いに助け合って生きることの大切さを学んだ。その後,支え合って生きるとはどういうことかを考え,自らの生活や生き方に生かしたいという思いをまとめたり,発表したりした。
3.環境・キャリアに関する活動
校区にいるさまざまな「働く人」と会い,それぞれの仕事に対する思いや工夫について取材した。商店や工場では,消費者の喜ぶ姿を想像し,創意工夫を凝らしていることを知った。また,コスモスを植えて迷路を作ったり,地域の防災のために日々訓練に取り組んだりするなど,地域のために働く人々の存在にも気づいた。これらを通して,自らの未来のイメージを膨らませ,発表した。

来年度の活動計画

・何度も地域に出かけ,地域のかたとふれ合う中で,学校に関わってくださる人が増えてきている。来年度も,機会を捉えてさまざまな人と出会わせ,更に充実させていきたい。また,6年生は今年度,校区に住む石黒さんから戦時中のお話を伺い,初めて聞く内容に衝撃を受ける子どもが多くいた。戦争を体験されたかたも高齢となり,今,平和学習に取り組む必要性を感じる。来年度は,6年生のカリキュラムの中に平和学習を位置づけたい。
・豊橋市のESDとしてのポイントとなる「人をつなぎ 未来へつなぐ 豊橋の教育」の視点から,本校の活動計画を見直し,新しい「学び」を模索し続けていきたい。学校全体で各学年の発達段階を考慮して系統性をもたせた総合的な学習のカリキュラムづくりをしていきたい。

過去の活動報告