• とよはししりつとうようちゅうがっこう
  • 豊橋市立東陽中学校

  • Toyohashi Municipal Toyo Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

所在地 〒440-0022 豊橋市岩崎町野田1-2
電話番号 0532-62-8116
ホームページ http://www.toyohashi-c.ed.jp/touyou-j/
加盟年 2014

2022年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

本校は「伝統を受け継ぎ,自然に親しみ,未来につなげよう 東陽中」を活動のテーマとして,自分たちが住む校区の自然や伝統,人のつながりについての学習を深め,持続可能な社会づくりの担い手を育む教育活動を実践してきた。ESDの実践を通して,その担い手として求められる資質や能力の基礎的な要素を築き伸ばしていくことを目的と考えている。具体的には,①自然・環境を考える活動,②地域に関わる人々にふれる活動,③地域に伝わる文化・歴史にふれる活動,④地域・校内で身近な外国人との共存共栄を考える多文化共生(国際理解活動)を行っている。

①自然・環境を考える活動(有志参加)

毎年4月に,校区を流れる朝倉川環境保全の活動の一環として,本校南に隣接する利用池周辺を中心とした清掃活動を行っている。校区自治体とも連携を図りながらの生徒主体の活動である。本年度は,2年ぶりに活動が再開された。ボランティア生徒が100名程集まり,ごみの回収・分別・運搬を行った。

②地域に関わる人々にふれる活動(有志参加)

本年度は,校区の運動会に有志参加の運営ボランティアが,成人式に芸能部(和太鼓とソーラン踊りの部活動)が参加をした。例年は納涼祭りにも参加していたが,感染症拡大防止の観点から開催は見送られた。少しずつではあるが,地域に関わる人々にふれる活動も実施できるようになってきた。

③地域に伝わる文化・歴史にふれる活動(1年生)

1年生の総合的な学習において,入学当初の5月に,校区にある寺社や史跡などの校区探検を行い,地域の文化や歴史にふれる学習を展開している。班ごとに校区内の見学地を決め,民俗資料館収蔵室,葦毛湿原(天然記念物)や点在する寺社などを半日かけて複数訪問した後,学校に戻り,振り返りをまとめる活動を行っている。

④地域・校内で身近な外国人との共存共栄を考える多文化共生(国際理解)活動(全学年)

本校校区には,団地などの集合住宅が多くあり,多数の外国人が居住している。本校の在籍数に外国をルーツにもつ生徒の占める割合は約20%である。生活習慣や生活文化の異なる日本人と外国人が互いの違いを受け入れ,尊重しながらともに助け合って生きていけるように,校内表示を多言語化したり,総合的な学習で多文化共生について考えたりしている。異文化が身近にあるからこそ理解できることや,逆に短すぎるからこそ見落としがちな事柄について改めて見つめ直す機会をもつことで,多文化共生についての理解を深め,ともによりよく過ごしていく方策について考え,日々の生活に取り入れようとすることができている。

 

来年度の活動計画

今年度も,行動や学習には制限があったものの,さまざまな人とかかわる活動が再開されてきた。活動内容を工夫しながら,4つの活動を進めていきたい。なかでも,本校の大きな特色である「国際理解教育」(多文化共生・異文化交流)を引き続き系統的に実践していこうと考えている。

1年【知る】…異文化との体験的なかかわりを通して,異なる文化の存在や課題に気づ  く。

2年【考える】…1年生での学習で気づいた課題について調べ,それを解決する方法を考える。

3年【行動する】…1・2年生での学習をさらに発展させ,課題や問題点の解決のために活動できることを企画し実行する。

過去の活動報告